めくるめく時間にお互いのボディは関係ない

僕がエロをしたカナさんは、とにかく胸が何もなかった。痩せているのだが、胸は昔の言葉でいえば「洗濯板」のような感じ。彼女はブラジャーで盛っていたものの、実際は胸の隆起はなく、同じ部屋で裸になる時、躊躇した。

「ニノミヤさん、私、詐欺してるんです」

「えっ? 別に僕はお金をカナさんに払ってないですよ」

「いや、胸です。コレ、ブラジャーの盛り上がりなんです」

「あぁ、そうですか、全然気にならないですよ」

そうやって彼女のまっ平な胸を見たのだが、それはそれで相手の男としては構わない。これからめくるめくジュポジュポタイム、アッハーン、イクイクタイム、イッて~、まだイきたくない――こうしたことは、互いのボディに関係がないからである。

もちろん、筋骨隆々だった頃の僕は、相手の女性から驚かれた後、「胸筋をギュッとして」「キャー、固い!」などといったプレイはした。だが、それはあくまでもその状況に持ち込めたからである。よって、鍛え上げられた肉体でエロをすることは互いの満足感と自尊心を満たすことには繋がるのは間違いない。

自分の身体にコンプレックスを持つ必要はない

確かに彼女の胸は小さかったが、別にそれはたいしたことではない。揉みしだくことができないだけである。しかし、接吻やオーラルセックス、挿入、互いの体を貪る行為などは、胸の大小にかかわらず楽しむことができる。そもそも男だっておっぱいはないではないか。

今回僕が言いたいことは、「胸が小さい」ということをコンプレックスに思うな、ということである。あなたには舌技、口技、手技、そしてアソコ技というものがある。それだけで十分である。だからこそ、自分の身体にコンプレックスを持つことなく、楽しいエロライフを皆さんに送っていただきたい。

Text/中川淳一郎