
600本を超えた「素敵ビッチのたのしい性活」も、残りあと2本となりました。今回は、私がこの連載でみなさんにお伝えしたかったことを、セックス豆知識として10個挙げてみます。今後の性生活の役に立つようで立たない話ですが、1つくらい共感してもらえると嬉しいです。
「背が高い=巨根」説はウソ
昔から「高身長で手足が大きい男性は巨根だ」と言われてきましたよね。私もそう信じてきました。確率としては、体がデカい人の方がアッチの方もデカい率が高い気がしますが、190センチ近いのにアッチの方は平均よりかなり小さい男性に出会ってからは、見た目だけで判断するのをやめました。ちなみに「鼻の長さが長い人ほど竿も長い説」は、ちゃんとした研究結果も出ているので信憑性が高いかもしれません。
スペンス乳腺はファンタジー
「スペンス乳腺で女性が“胸イキ”する」と聞いたことはありませんか。SNSやネット記事では「スペンス乳腺は胸のGスポット」「スペンス乳腺の開発方法」という言葉をよく見かけます。でも、スペンス乳腺ってAVが作りだしたファンタジー性感帯なんですよね。脇や横乳のあたりをやたらといじくり回して“開発”しようとするのですが、あの辺りは皮膚が薄くて刺激に敏感だし乳腺もある場所なのでゾワゾワッとした気持ちよさがあるのは当たり前。でも、それだけでイクのはキスでイクのと同じくらい難しいことです。脇や横乳をやたらと触られ始めたら、その手をそっと乳首へ誘導してあげましょう。
セックスで愛情は測れない
スペンス乳腺と同じくらいSNSで見かける「本命にしかしないセックス」「本命とセフレのセックスの違いは?」という話。要は、クンニをしっかりするとか、キスが長いとか、終わったあともイチャイチャするとか、「好き」「愛してる」と言うとか、夜しか会わないとかです。確かに、本命とセフレのセックスって差があるイメージですよね。しかし、実際はそんなに単純なものではありません。長々とクンニをしたがる人も結構いるし、男性も意外とキスが好きなのでたっぷりキスをするし、イチャイチャするのが好きな人は「(セフレとして)大好き!」と言ってきます。昼間に自分の行きつけの店に連れていって知人に紹介したがる人もいます。実家の両親に会わせる人だっています。それでもセフレはセフレです。
演技すればするほどイケない
「セックスを盛り上げるため」「喜ばせたい」そんな気持ちからイッたフリをしている女性も多いはず。一度演技すれば二度目以降も演技せざるを得ない状況になり、あっという間に習慣化。演技は慣れれば簡単かもしれませんが、それでも表情・呼吸・体の動きなど複数のポイントに意識を向ける必要があります。だから、いい感じに快感に集中できていても「そろそろクライマックスの演技しなきゃ」と思った瞬間からスイッチが切り替わってしまい、本当にイクことはできません。演技はすればするほど損。本当にイキたかったら負のループから抜け出しましょう。
中イキに大事なのはお尻
挿入中にイッてみたいと思ったら、お尻を鍛えてください。そして、相手の男性を選ぶときにはお尻が鍛えられている人を選んでみてください。あと一歩なのに中イキできないのは、ピストン力不足です。お尻の筋肉を使っていつものピストンに+1.5センチ滑り込ませるのを意識してみてください。そうすると男性の恥骨は女性のクリトリスを擦り、亀頭は子宮頸部を撫で、中イキに近づきます。強く深く打ち込むのではなく滑り込ませるのがコツです。
相性のいい男を探すより育てよう
「いつかは相性のいいテクニシャンが現れて開発してくれるはず」そんなエロ漫画みたいな展開は現実には起こりません。相性のいいテクニシャンを探すより、パートナーを自分好みに育てる方が100倍早いし確実です。必要なのは的確に指示し、苦情を言って、褒めること。微妙な愛撫にも気持ちいい演技をするのはやめて「こっちの方が好き」と正しいやり方へ誘導し、好みに合わない行為にはハッキリと「これは苦手」「こんな風にしてほしい」と伝えてください。それを言いやすくするためには、グッジョブな愛撫に3割増しで反応して「すごい」「気持ちいい」の言葉で褒めることが重要です。これでほとんどの相手がテクニシャンに変身します。
セルフプレジャーはセルフケア
忙しいとセルフプレジャーもご無沙汰になりますよね。でも、セルフプレジャーは大事。定期的に興奮し、腟を潤わせることに意味があります。骨盤底筋のトレーニングにもなります。強い刺激で2,3分で終わらせるのもいいけど、たまには時間をかけて頭と体をじっくり興奮させて快感を楽しんでみてください。
ラブグッズは心の美容家電
ラブグッズは技術も素材も進化しています。ただ震わせるだけ、吸うだけではなく、人間の体では再現することのできない動きやリズムが可能になっています。誰かに頼まなくても、気を遣わなくても、確実に快感を得られるラブグッズは、疲れた体と心を癒してくれる「心の美容家電」です。一家に一台、いや、三台くらい好みに合うものが揃っているとQOLが上がります。
「匂わせ」は一歩間違うとクサい
セックスしたい気持ちを、下着やボディタッチで「匂わせる」人も少なくないはず。相手も同じ気持ちなら、それでうまくいくこともあります。でも、相手の気分が乗っていないときは「セックスしたそうな雰囲気」がプーんとにおってくるだけで逃げたくなります。「察してほしい」は一歩間違えるとクサいんです。「匂わせ」が「臭わせ」になるくらいなら、素直に誘った方がよっぽど爽やかです。
全人類に潤滑剤を
断言しますが、多くの女性が潤いが足りていないままセックスしています。「ちゃんと濡れてる」と思っていても、腟の中の潤いが十分でなければ挿入しても大して気持ちよくなれません。セックスを安全に楽しく行うためにも、ベッドの近くには水溶性の潤滑剤を1本置いておくべきだと思っています。挿入時だけでなく前戯のときにも使えますし、性器以外にも使えます。たとえ泉のようにどんどん愛液が湧いてくる体質の人でも、睡眠不足やストレスなどさまざまな理由で突然乾くこともあります。男性も女性も、セックスする人すべてが潤滑剤を1本持っておいてほしいです。
本当はあと500個くらい挙げたいのですが、多すぎても忘れそうなので10個にしました。今度もセックスコラムニスト活動は続けますので、SNSやポッドキャストをフォローしてください!
Text/BETSY