
20代前半からの長い付き合いの女性が欧州から一時帰国しているというので、久しぶりに再会してお茶をしていた先日のことです。
彼女の職業はミストレス、いわゆるSMの女王様なのですが、早々に日本を飛び出してヨーロッパへ。エキゾチックかつドスの利いたルックスと、欧米人と並んでも見劣りしない、ボンデージスーツをばっちり着こなせる肉感的なボディで、現地でもミストレスとしての地位をしっかりと確立。共通の友人から漏れ聞こえてくる近況は「古城で開かれるSMパーティーに呼ばれているらしいよ」「そこではマゾを馬にして移動するらしい」などといったザ・ワンダーランドの世界の住人といった趣であり、意思を持って自らが望む生き方を実現したその果敢な姿勢には尊敬しかない。
オンラインであそこを評するのはどう?
そんな気概と才能と勇気溢れる彼女と、この先、どうやってインディペンデントに稼いでいくかという話題になったので「いつか観たネトフリのポルノ従事者のドキュメンタリーで、オンラインで対面相手にチンコを見せてもらい、それについて評するっていうサービスを観たのだがアレはニーズがあるのではないか」と会話の流れで言ってみた。
そのドキュメンタリーによると、「あなたのおちんちん、うーん。サイズは普通だわ。でも角度がいいわね! 入れたら絶対に気持ちがいいやつよ。絶対に気持ちいいに決まってる。色艶も悪くない。しっかり綺麗にしてるしね!」というように貶すところは貶しつつ、褒めるところは褒めてアゲるというサービスで、たまにセックスの際に「俺のチンチンってどう?」と聞いてくる男性がいることを鑑みると、ペニスについて講評されたいという男性は一定数存在するのではないか。まぁ、もっともわたしが知らないだけで、もしかしたらチャトレなんかでもうやっている人がいるかもしれないけれども。
すると、彼女は「あ、わたしね、それはもうやってるのよ。ただ褒めないでひたすらに貶すだけだけどね、Cock Humiliationね!」という。やはりわたしごときが思いつくことなど、先人がすでに始めている……ということはさておいて、マゾならばひたすらに貶されるだけでもよいらしい。まぁ、そうでしょうけれども。
当たり前ではありますが、チンコを見せて女性に言葉を掛けられるという、傍から見ると同じ行為であっても、チンコをアゲられたい人とサゲられることに興奮するという人がいる。どっちが正しいも間違っているもないし、そういう人のことを「変態」とか「キモい」のひとことで切り捨てるほどつまらないことってないと思う。
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