夫が進んで育児するようになるには

というのも、我が家の場合、夫は育児に関して「わたしをヘルプする」というスタンスを取っている。よって、ヘルプを頼めば快くやってくれるけど、ヘルプがない限り「好きでやってるんだな」と手を貸してはくれないようなのです。

一方のわたしは「ヘルプが必要なほどまで切羽詰まっているわけではないけれど、大変は大変なのだから、手を貸してほしい。そもそも、父親なのだからもっと自発的に関わるべきだ」と思っている。この温度差が結局のところ、自分を苦しめている。

これを解消しようと考えた末に、無理に子どもを連れて用事をこなすことをやめました。ひとりのほうが楽なときは、ひとりを選択することにしたのです。

具体的には、スーパーでも書店でも「子連れだと大変だから、その間よろしく!」と頼む。夫は、ヘルプをお願いすればやってくれるのです。そのうち、それが当然のことになって、「スーパー行きたいんだけど」と言うだけで、「じゃあみてるよ」と夫が進んで子どもの相手を担ってくれるように。

おまけにこれによって、夫と息子が一緒に過ごす時間が増えました。このことに気がついたときに、わたしの中のモヤモヤが一気に消えました。まったく気がついていなかったけれど、わたしが抱えていたモヤモヤとは、「わたしの負担が大きい」ことだけではなく、「夫が息子と過ごす時間が少ない」ことにあったのです。

こうやって、自分の考え方や夫の関わり方を調整することで、再び週末に自由が戻ってきました。独り身のときと比べれば小さな自由だけど、それでも、リラックスする時間も楽しいと思える時間も持てるようになった。今週末も楽しく過ごそうと思います。皆さんも良い週末を。

Text/大泉りか

初出:2019.01.19

次回は<人妻会の不倫話は盛り上がる!アラフォー子持ち妻の衝撃の言葉>です。
不倫は女子会で鉄板の話題。しかし、未婚女性と既婚男性の不倫話はなかなかハッピーエンドにならず重くなりがちですが、人妻の不倫話のまあ盛り上がること!大泉りかさんが人妻会で聞いた衝撃の言葉とは?