学童の申し込み用紙に仕事を「AV男優取材で渋谷」と正直に書いてみた

今年の春、息子が小学生にあがります。その準備にバタバタと追われている今日この頃、なんせ予め小学校から渡された入学準備品のリストには、体育袋と靴袋と手提げかばんと防災頭巾入れを用意しろなどと書かれていて、洋裁が得意ではないわたしは真っ青。ネットで制作代行してくれる人がいることも、生地屋で作ってくれるサービスがあることも知っているけれど、それなりの値段がするし、都会の不便さもあって、近くにそういう子ども用品が一式揃うショッピングモールもない。

袋物に関しては義母が洋裁が得意なので、夫経由でオファーをして快諾していただき、事なきを得て、その他の学用品アレコレは練馬くんだりまで足を伸ばして光が丘にあるショッピングモールで買い求め、一応は揃った。大変だった。

学童の申し込みで困った!

大変だったといえば、学童の申し込みです。申し込み用紙を見たら、フリーランスは直近三か月のスケジュール詳細を明記した就労実績申告書を提出しろと。「SMマッチングサイトのオフ会取材で錦糸町」「ホストクラブ初回潜入で歌舞伎町」などと書けと? さらには、執筆業は署名入りの記事を出せとも書いてある。最新刊は「ホス狂い」なんだけど、この本を提出しろと?

少しでも無難な記事を探すとして、AMで書いた美容YouTuberとファイナンシャルプランナーの対談記事はどうかな、などと頭を悩ませていたところ、先だって区役所に申込書を提出しにいったママ友が、「自宅と職場が近すぎると入れない可能性がある」と言われたというのです。それならば、自宅作業がメインのわたしはもっと不利ではないか。しかし、学童に入れないという事態はどうやっても避けたい。考えたあげく、逆手に取ることに決めました。

三か月スケジュールは正直に「AV男優取材で渋谷」、「女性用風俗のイベント取材で代々木」などと記し、さらに署名入りの記事として、昨夏、スポーツ新聞に連載していた官能小説の中でもとびっきりエロい挿絵が入ったものと、「宮台真司 売買春論争を振り返る」という某誌のインタビュー記事、さらに著書「ホス狂い」を持参。そうして備考欄には「アダルト系の記事の執筆が多く、子どもが自宅にいると資料などが広げられません」としっかりと注意書きを添えて、いざ区役所へ!