アルテイシアの恋愛デスマッチ

「女子会に行く暇があったら合コンに行け」という奴らを爆破せよ!アルテイシア×ぱぷりこ対談⑥

人気ブロガー、ぱぷりこさんとアルテイシアさんの対談第6弾!いよいよ最終回です。今回は、恋愛や結婚をするとき、多くの人が口にする「価値観の一致」について。はたして夫婦や恋人、パートナーとまったく同じ趣味である必要があるのでしょうか。好き嫌いや興味のある分野が違うとき、フォローしてくれるのは女友達かも?

「彼氏となんでも楽しみたい!」は高リスク

恋愛デスマッチ アルテイシア ぱぷりこ
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ぱぷ:昔アルさんが書いていた「アウトシーシング」という考えに救われたんです。「パートナーに全てを求めず、適材適所にアウトソーシングすればいい」という考え方。
アルさんは旦那さんとは外食や旅行に行かず、女友達と行くんですよね?

アル:うん、その方が楽しいから。私はお酒が大好きだけど夫は飲めないし、バルとか行っても夫はタパスを丸飲みするからイラッとするし(笑)
ああいうのは女友達とワイン飲みながらチビチビ食べるのが楽しいでしょ?

私にとって、夫は家でくつろいで食事するのが楽しい相手。それにパートナーはグルメじゃない方が楽だと思う。うちの夫なんて何作っても丸飲みするし、3日間カレーでも平気だから。

ぱぷ:1人の人間に全てを求めるのは無理だし、自分だって求められたら困る。でも、若い頃はつい「何をしていても楽しいパートナー」みたいなスーパーマンを求めてしまってたんです。

でも例えば「ホテルでアフタヌーンティーは女友達と、グルメやお酒はワイン好きな男友達と、彼氏とは自宅で楽しくゴロゴロ」という風に分散すればいいと気づいて楽になりました。

アル:適材適所に分散するのがベストだと思う。私は夫とグルメデートはしないけど、動物園や水族館に行くのはすごく楽しい。生き物の生態について詳しく解説してくれるから。

そもそも、人間関係はタコ足配線できた方がいいよ。趣味の話ができる人・仕事の相談ができる人・気軽に飲みにいける人…ってふうに。1か所だけに電力を頼ってたら、それがなくなった時に困るし。

ぱぷ:タコ足配線しないと、パートナーに依存してしまって、要求過多になりますしね。

アル:若い頃は特に「ありのままの私を受け入れて」と求めつつ「あなたは思い通りになって」と、男に完璧を求めがちだよね。たとえば、自分の好きなものを相手も好きになってほしいとか。

ぱぷ:『東京タラレバ娘』を読んでいた時にまさしくそれを感じました。主人公の倫子が「SATCを否定する男とは付き合えない」と嘆くシーンがあるんだけど、「いや、SATCなんて絶対女と観た方が楽しくない?その面白さは彼氏と共有しなくていい部類の面白さじゃない?」って。

アル:そのとおりだよね。ちなみに私が SATCの「夜、ミランダが蝶が飛んでいるのを見てスティーブを思い出すシーン」を観ていたら、夫が「アゲハ蝶は夜間に活動しないぞ」「キミはアゲハ蝶が夜飛んでいるのを見たことがあるか?」と言ってきて「蝶の生態はいいから!」って。

ぱぷ:さすが虫の生態に詳しい…と感心はするものの、SATCを見ている時に昆虫知識を深めたくはない(笑)

アル:あと夫の大好きな『スポーン』を観ながら、「これってギャグ映画よね?」と聞いたら「違う、ヒーローもの!」と返されたことがある。
だって敵キャラがウープスとか言いながらウンコ漏らすんだよ?ギャグ映画としか思えないよね(笑)
私と夫は「これの何が面白いの?」とか言い合うけど、お互いムッとしたりしないし、むしろ感覚の違いを面白がってる感じ。

ぱぷ:私も『UMA特集』を真剣に見る彼氏がいたとして、「俺の愛するチュパカブラを理解して、おまえも好きになれ!」と押しつけるような人はイヤです。

アル:チュパカブラを押しつけられたらイヤだよな、血吸われるしな(笑) 「自分の好きなものを理解して好きになれ」って、相手を思い通りにしたい支配欲だよね。なんでも自分の都合よく振る舞ってくれることを求めるのはエゴだと思う。