恋のはじまりに必要な「お互いに感じる色気」を分析/はあちゅうの女の本音

恋にまつわるエトセトラ

はあちゅう Gabriel Gama

「好き」の気持ちはどこから生まれるんだろう。
…と口にしてみたらこんなに平凡でつまらない一文はないと思うのだけど、
ほんとにほんとにこればっかりは、答えの出ない問いですね。

 少し前のことだけど、
「これは恋になるかも」と思うような出会いがありました。
相手は確実に私のことをちょっといいな、と思ってくれていたし、
私も、素敵な人だな、と思っていて、
ご飯に一度行ったのですが、
その後、お互いに超多忙になって、
予定がうまく噛み合わず、会えないまま気づけば6週間
その間に私は別の素敵な出会いのタネを見つけたし、
相手もそうだったのかもしれませんが、めっきりメールが来なくなり、
その彼とはそれっきりになってしまいました。
私の中では「始まる前に終わった恋」という位置づけです。

 そして数カ月後、彼とひょっこり再会したのですが、
初めてのご飯の時の胸がキュンとする感じはもう全然湧いてこなくて、
「あの時の私の好きの感情は一体どこに消えたんだろう?」って不思議に思いました。

 基本的に、「好き!」っていう気持ちって
まだ相手に知らないところがあるうちに芽生えるものだと思うんですよ。
よく知ってから始まる系の恋愛もあるけど、
同じ相手でも「異性」として見ている時と「友達」として見ている時があって、
お互いに「異性」のゲートが開いていないと、恋人にはなれないんですよね。
そしてそのゲートが開いてるのって、期間限定だと思うんです。
そしてタイミングがピタっと合うと、ちゃんと恋に発展出来るけど、
なかなか合わないから、恋って難しいんでしょうね。
(まあ簡単だったら、そこら中で恋の飽和状態になっちゃって大変かも)

 たとえ外見がどんなにタイプでも、なんかそそらない人っていますよね。
それはたぶんその人から色気が感じられないから。

 じゃあなんでその人は色気をだしてないのかっていう話ですが、
色気って本人が出しているものじゃなくて、
見ている側が勝手に感じるものだと思うんです。

 主に相手が発する「自分を異性として見てくれている好意」
「相手を受け入れるオーラ」っていうのが色気と呼ばれるものなのかな、と。
だからお互いに色気を感じられれば、それは恋なんでしょうね。

 友人は、恋愛でも仕事でも「この人!」と思ったら、
次の2週間の間に3回は会うようにしているそうです。
そうすると、短期間でぎゅっと距離が縮まって、
その後ちょっと会えない時期が続いても、
それまでに揺るぎない関係性が出来ているから大丈夫とのこと。
確かにそれくらいの間なら、お互いの「異性」ゲートが開いてそう。
「受け入れるオーラ」も無理なく持続できます。
「異性」って最初に思えた人でも時が経って相手のことを
知りすぎてしまうと、「友達」にすり替わっちゃうので
その前に踏み出さないと、付き合えないってことですね。

 それにしても一度は「異性」と思って見てもらえていたのに
気づいたら相手からの視線が「友達」にすり替わっている時ってあるじゃないですか。
ああいう時の悔しさというか、なんともいえない敗北感って
どうしたらいいんでしょうね。

 まさか相手に言えないしね。

▼週末作家・はあちゅうとライフスタイルプロデューサー・村上萌が主宰する 日本最大の有料サロン「ちゅうもえサロン」にあなたも入りませんか?  サロンでは、2人がブログやツイッターなど 表向けにはなかなか書けないことを書いています。たまにオフ会も実施中。
詳細はコチラ↓
ちゅうもえの楽屋へいらっしゃい♪

Text/伊藤春香(はあちゅう)

■その他のはあちゅうの問題作

Twitter、FacebookでAMのこぼれ話をチェック!