背伸びの恋愛からペースを乱さない恋愛への移行時期/はあちゅうの女の本音

ペースを乱さない恋愛

はあちゅう Incase.

 びっくりするようなことって、日常にそうそう転がってない。
大人になると人生に小慣れてきて、大抵のことのパターンが掴めてしまうんだと思う。
これって便利だけど、たまにちょっと哀しい。
今まで心がときめいていたことに、以前ほど心が動かない傾向は
年をとるにつれ年々濃くなっていくようです。

 ご馳走やイケメンも目の前にあると嬉しいは嬉しいけど、
飽きる瞬間は絶対に来るし、頻繁にありつけたらますますありがたみは薄れる。
もちろん、感動できる自分を保つことは重要だけれど、
新鮮さや刺激よりも、居心地の良さや自然に好きでいられるものを大切に思える瞬間が来たら、
それはもう婚期カミングスーンなのかも。

「刺激はだれでもくれるけど
安定をくれる人は限られているから
心の安定をくれる人と結婚しようと思った」というのは
私の尊敬する先輩の言葉。
周りがみんな「ペースを乱さない恋愛」に移行するのを見ながら
しみじみとその言葉を噛みしめる。

 好きな人に振り回されるのが恋の醍醐味に思える時期はきっと誰にでもある。
好かれるために自分を変える努力をしたり、
無理に会う時間をつくったり、相手に話を合わせてみたり、
生活パターンを変えてみたり、理解できない習慣を理解しようと努めたり。

 そうやって背伸びして手に入れた恋愛は
その時の自分には必要であっても、一生ものになりにくい。
人生っていうのは生きていく限り続くから、
ジェットコースターみたいに動き続けるのは無理。
どこかでみんな、「変わらない自分」を振り返り、
そこに寄り添ってくれる相手を本能的に求めだす。

「いくら喋っても話がつきない、盛り上がれる相手が一番」と言っていた人が急に
「無言を共有できる人がいい」なんて言い始めたり、
スーパー面食いの女子が、包容力のありそうな「いい人顔」に振り切ったり。
同級生の恋愛傾向の変化を見守りながら、
「みんな結婚に向かって突進していくなー」と感慨深い気持ちであります。

 一方で、
「大学生とかジェネレーションギャップしか感じないけど、年下男子いいわー!」とか
「彼と話すために韓国語を猛烈に勉強してる!!」
とか言っている豪快な現役恋愛選手の話も面白い。
ペースを乱す恋愛も、乱さない恋愛も、
どちらも幸せだけど、私の周りでは「乱さない恋愛」で落ち着く人が多いかなー。
ひとまず、どっちの気持ちも分かる私の行く末を皆さん、優しく見守ってください。

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Text/伊藤春香(はあちゅう)

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