尚、激しいピストンによる便意は、あるイミ自然な現象です。膣と腸はご近所さん。日暮里駅と西日暮里駅みたいなもんですよ。膣を刺激されると、その刺激が腸にも届くって、決して不思議なことではありません。

　肝心なのは、実際にウンコが詰まっているか否かです。快便であれば「カレの激しいピストンで便意がハンパないけど、朝のうちにきちんと出しているのだから、実際に出ることはありえない」と、自信を持って激しいピストンに身を任せることができます。

　しかし便秘状態だと「ここ数日ウンコしていない状態でこんなにも激しくピストンされたら、腸内にスタンバイしているであろうウンコが出ちゃうかもしれない」と、不安に襲われます。その結果、セックスに集中できなくなり、満足感が得られないというわけ。そう考えると、腸活ってものすごく大事だと思うのです。

　そもそもセックスに挑む前の時点で、便秘が続いていると「お誘い自体」に躊躇する女性も多いでしょう。「せっかくデートに誘われたけど、万が一セックスすることになったら、このポッコリお腹を見られてしまう……！」っていう心の迷いですよ。ぜい肉は柔らかいので、お腹に力を入れれば引っ込ませることができますけど、便秘によるポッコリお腹はそういうわけにはいきません。パンパンに張っている感がハンパないので、引っ込ませようがないんですよね。

　そうそう、便秘って何日もウンコが出ていない状態を指すだけでなく、毎日ウンコは出ているけど残便感がある状態も便秘に該当するんですって。いわゆる、ウンコのキレが悪い状態のことですね。残便感があると、場合によっては、ちゃんと拭いたつもりでも、パンツに茶色いスジが付着しちゃうこともありえます。Tバックだとなおさらでしょう。

　就業中、意中の男性からLINEが……。トイレでこっそり開いてみると、「今夜、会いたい」と嬉しい誘いが！　「はい、よろこんで」と返信しようとした矢先、ふとパンツを見ると茶色いスジが……。「ごめん、今夜はのっぴきならぬ事情があって会えない」としか返しようがないですよね。悲劇すぎます。

　以上を踏まえ、セックスを活性化させるべく、腸活に励むことを推奨致します。腸活の方法は、筆者は専門家ではないので詳しく語ることはできませんが、まぁ王道と言ったらヨーグルトでしょうね。逆から考えると、ランチタイムに欠かさずヨーグルトを食べている女性は、やる気満々なのかもしれません。男性の皆様、ご参考までに。

Text／菊池美佳子