自分の誕生日はどうやって過ごしたい?昔の恋人との何とも言えない日

わたしの友人知人は5月生まれがやたらと多いのですが、わたしもまた5月の生まれでして、先日49歳になりました。今年は月2でママとしてお店に立っている新宿二丁目の『A Day In The Life』というミックスゲイバーで生誕祭をやらせていただき、たくさんの方にお祝いいただいたり、同じく5月生まれの友人たちと韓国料理を食べに行きお互いに祝い合ったり、はたまた恋人にお祝いとして旅行に連れていってもらったりと、楽しいバースデイ月間を過ごすことができて大変にありがたかった。みんな、愛してるよ~!

さて、わたしは、基本的にイベントだとかお祭りだとかのハレの日が大好きな性質でして、それは飲んで騒げるからということに尽きるのですが、誕生日だけは少し苦手です。というか最初から苦手というわけではなく、ある時から苦手になった。その原因は、かつて付き合っていた男性であろう。

自分のチョイスなら楽しく過ごせるけど…

そもそもわたしとしては、せっかくの誕生日は楽しく過ごしたいという意向がある。それは人様に何から何までプランニングしてもらい、おんぶにだっこで楽しく過ごさせて欲しいとかではなく、なんだったら自分ひとりで食べたいものを食べ、好きなお店で酒を飲むとかでもいい。いっそ出掛けるのが面倒であればウーバーで美味しいものでもとっていつもよりもいいワインでぐでんぐでんになるのでも十分。
去年の誕生日は、ねぎしで牛タン定食を食べて映画を観た後、ひとり新宿で飲み歩いて、最終的に辿り着いたバイト先のゲイバーで店長に「今日、誕生日当日で……」といったら「ヤダ! これ男性客だけのサービスなんだけど、特別にあげる!」と柏餅をいただいた。とても美味しかったです。

ようするに、自分のチョイスであれば、不満なくご機嫌に過ごせる。が、恋人がいて、その人が、わたしの誕生日を一緒に過ごすことを望んでいるとなると話が変わってくる。さすがに「わたしは誕生日当日は、自分の好きなように過ごしたいので」と断るほどの冷たさはない。誕生日が苦手になる原因となったその彼もまた、記念日は一緒に過ごしたいという意向の人だった。というか、むしろそれが義務であるとすら信じている人だった。問題は、「一緒に過ごす」までで完結していて、そこに「楽しく過ごす」がまるっきり抜けていたことだった。

とはいうものの、付き合って最初の頃は「誕生日だから」と水族館に行ったり宮古島に旅行にいったりと、それなりにカップルらしく過ごしていた記憶もある。が、湘南で同棲を始めて以降は、あまり遠出をすることがなくなった。湘南という場所自体が観光地だったから、わざわざどこかに遊びにいかずとも、近所を散歩するだけでも楽しめたこともあったと思う。