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「できること」が問われる時代!自分が抜けた穴が埋まる社会でどう生き抜くか

代役はいくらでもいる

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女 Michael Coghlan

 私は女装ショーガール暦が今年で20年になります。
今のところ人生で一番長く続いたことが女装です。

 で、女装も長くやっているとわかるのですが、次から次へと新しい人材が出てきます。
若い女装さんなんかはもう名前が覚えられません。
私よりもさらにしぶとく、もとい、たくましく生き残っている先輩女装達は忘れようもないのですが、若い方は辞められる方も多いので、いちいち覚えていられません。
一緒に仕事をするようになったりして、ようやく覚えていきます。

 そんなわけでニッチ(隙間)産業である女装でさえも、次から次へと新しい人材が出てきます。
ましてや他の産業においてはもっと新陳代謝が激しいでしょう。
私たち女装ですら、代役は簡単に見つかるのですから、他の仕事であればもっと容易に代役がみつかります。

 ある日アナタがいなくなったら、周囲も当初は困ることがあってもアナタの穴は必ず埋まります。それが社会というものです。
それじゃあ自分が頑張る意味がないのかというとそうでもないと私は思っています。

「できること」の幅より質の時代

 どんな仕事でも考えて、工夫して、努力をしてみたら「できること」が多くなって、その「できること」を多くの人に提供することで生活の糧を得たり、感謝されたり、ご縁ができたりします。
与えられたことを工夫しながら一生懸命やることで世界は広がるのです。

 最近の若者は意外と大企業志向とのことですが、その目指す理由の中に大企業ならば「できること」の幅が広がりそうだなというのがあるかと思います。
でも私はそこで得られた「できること」は、より代替し易い「できること」のように思えるのです。

 大きな企業に行けば行くほど、アナタは代替可能なスキルばかり積むことになります。
おそらく、大企業はどの役職も代替可能にしておかないと事業が継続できないからです。

 また、これからの世界では人間だけがライバルではありません。
AI(人工知能)やロボットがどんどん進化していくと、大半の大企業のホワイトカラー/ブルーカラーの仕事はそういったものに置き換えられていくでしょう。
大企業には既に完全機械生産の工場もたくさんありますし、経理・財務などはもちろん、営業、接客、物流、開発ですらAIとロボットの進出は目覚しいものがあります。

 一件憂鬱な話のようにも思えますが、考え方次第です。
「できること」の種類の多さにこだわる時代から、「できること」の質やオリジナリティや深さを問われる時代になってきたのだと思います。
そういった意味では大企業志向の若者というのはあんまり先を見る目がないなと思ってしまう私です。

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