座りながら5分でできる!骨盤底筋エクササイズでセックスをもっと楽しもう

子宮も、骨盤底筋も、仙骨も元気にしちゃうエクササイズ

奥谷まゆみ おんなのカラダ道 Mis Flora Leal

前回は、子宮と骨盤底筋の関係について話したね。
実は、もう一つ、子宮の元気とセットになっていて、女性が元気でいるのにとても需要なところがあるの。

それは、「仙骨」。骨盤の真ん中、お尻の真ん中にある骨だよ。
カメの甲羅みたいな変わった形で、骨なのに柔らかくてよく動く。
その縮んだり、拡がったりっていう動きが子宮とほぼセットになっていて、子宮・骨盤底筋・仙骨はとっても仲良しセットなんだよ。

ちなみに、仙骨は子宮と関わりが深いだけでなく、血液を作る造血機能や、リンパの重要な働きを担う、自律神経の親分みたいな存在でもあるの。
男も女も、この仙骨がきゅっと縮んじゃうと、精神的にキツイ、ヤバイ。
緊張が抜けなくなっちゃうし、ここがベシャーっとしちゃうと、無気力になっちゃう。

だから、心のトラブルがある人は、仙骨がキュウキュウに縮んでいるか、ベシャーっと拡がりすぎているか、どちらかのタイプであることが多いんだ。

では、いよいよ、子宮も、骨盤底筋も、仙骨も元気にしちゃうエクササイズを紹介するよ。

骨盤スイングエクササイズ

名づけて、「骨盤スイング」
座りながらできてとってもお手軽だから、やってみてね。

まずば、硬いベンチやスツールなどに座ってやってみよう。
慣れてきたら、オフィスの椅子でも、ソファでもできるようになるよ。

脚は腰幅、太ももが平行になって、膝が正面を向くように座ろう。
カカトをしっかりつけて、下半身を安定させてやってね。

さあ、始めるよ!

椅子に座って、お尻を軽く前後にスイングしてみよう。
お尻の下の骨がゴリゴリするのがわかると思うんだけど、これは坐骨。
骨盤底筋の縮みチェックをした時に登場した骨だね。

名前の通り「座るための骨」なんだけど、座布団のように使うのではなくて、腰を立てて座る時に、「杭」みたいに使って姿勢を安定させるの。

ゴリゴリがはっきりして、坐骨の位置がわかってきたら、前後のスイングを大きくしてみよう。前は恥骨がつくぐらい、後ろは尾骨がつくぐらいまで、大きくスイングしよう。

左右の坐骨、そして前は恥骨~後ろは尾骨、その間にハンモックのように存在するのが骨盤底筋。
この骨盤スイングは、こんなお手軽でありながら、骨盤底筋全体を伸び縮みさせるすごいエクササイズなんだ。

骨盤底筋が縮んでいる子は、前に傾ける動きが苦手だと思うから、がんばって恥骨までスイングするようにしよう。