オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室

処女じゃないのに性交痛や出血が。これって普通?

婦人科医・松村圭子先生が女性の性の勘違いに物申す!はじめてのセックスの相手だとなぜかいつも痛いと感じてしまう、処女ではないのに性交するたび出血が…そんな女性のお悩みに対し、医学の観点から具体的な解決方法をお伝えします。

第一回「秘密の花園『女性器』について考える」はこちら

第2回 性交痛や出血の原因とは

「セックスすると痛い!」原因は、腟炎などのトラブルも考えられるけど、多くは前戯不足。

 腟が愛液で濡れていないから、挿入時に摩擦を生じ、痛みを感じてしまうの。
この愛液とは、興奮によって局部が充血し、血管からしみだしてくる水分。
つまり腟から出る汗みたいなものです。

松村圭子先生 婦人科医の特別診察室
by Bhumika.B

 緊張やストレスがあったり、冷えがあったりすると、血管が縮こまって血行が悪くなり、愛液は出にくくなってしまいます。
だから時間をかけた前戯で心と体のこわばりをほぐし、充分に愛液を出してあげることが必要です。
上手に彼を誘導して、自分も相手も気持ちいいと感じるセックスを目指しましょう。

出血の原因は子宮入り口のただれ「びらん」の可能性があるかも

 また、子宮の入口がただれている「びらん」があると、出血を起こしやすくなります。
このびらんは、女性ホルモンによって起こるもので、20代~40代の約9割にみられるポピュラーな状態です。
セックスで刺激を受けると、びらんから出血することがあります。

 びらんは病気ではありませんが、子宮頸がんはびらんの部分から発生するので、子宮頸がん検診は定期的に行うようにしてね。

 あと、クラミジアなどの性感染症にかかっていると、炎症によって出血しやすくなることもあります。
いずれにしろセックスのときに痛みがあったり、その都度出血を繰り返したりする場合は、何が原因かをはっきりさせるために一度病院で診てもらったほうがいいわ。