I wanna go…

最近では干物とか酷い人からは化石と呼ばれる私ですが、20代の頃はよくわからない人と色々なことを確認もせず関係を持ってしまったことがあります。だからあなたのお気持ちはよくわかります。都会で暮らしていると名前の無い寂しさや、周囲が楽しんでいるから自分も楽しんでいいのではないかという気持ちが芽生えるものです。私の場合は30代になって仕事で責任あるポジションについた頃から健康管理に気をつけるようになって、そういった衝動的なことは止めるようになりました。ただもしそういう仕事に巡り合わなかったら、今もそういったことを続けていたかもしれません。

性感染症や避妊の対策に注意をすればセックス自体は悪いとは思っていません。ただ身近な人とそういう関係になると、微妙になることが多いと私は思います。セックスをスポーツと思う種類の人間以外はやはり気持ちが入ってしまうからです。私もどちらかというとセックスをスポーツと捉えられない組の人間だったので、身近な人とそういった関係になることは極力避けて生きてきました。

教訓にして先のことを考えよう

今回のことはかなみさんにとって良い経験になったのではないでしょうか。身近な人と安易にセックスをすると関係が崩れるという教訓をあなたは得ました。それで良いのではないでしょうか。してしまったことは無かったことにはならないし、レッスンだったと思って次に進むしかないのです。友人は替えがききます。今回のことを活かして新たな友人関係を築けば良いのではないでしょうか。一番大切なのはあなた自身の心の状態です。会いたくない時に、精神的な負担を感じながら会う道理はありません。

もし縁を切ってしまった人の中に悪意が無い人がいた場合、あなたが冷静に考えられる時が来たらまた関係を修復すれば良いのです。一度切れてしまっても御縁がある人とはまた必ず関係が戻ります。今回のことがきっかけで関係が修復できなかったら？　と思うかもしれませんが、そうしたら、それはそういう御縁だったと割り切るしかありません。出会った人全てと良い関係を築ける人はそうそういません。まずは自分の心の安寧を確保して、これから出会う人を大切に生きてください。まだまだ友人は沢山作れますよ。

TEXT／肉乃小路ニクヨ