バレンタインデーを目前に控える中、チョコレートのコーナーでキャーキャーと華々しく騒ぐ女の子たち。
それを死んだ目で接客する女性店員。
こういった構図、ジャンルでいう“悲劇”は今至る所で発生しています。このショートフィルムの主人公も例外ではなく、バレンタインデーなんて無縁に思っている。モテなくて冴えなくてデブ。脂肪はあるが、希望はない。だけど、こんな女の子が恋をしたらどうなってしまうのでしょうか？
そんな奇跡のような一遍を覗いてみましょう。
本作は『女子道ショートフィルムプログラム』の中の一作。ショートフィルム専門館として2008年に横浜・みなとみらいに誕生したブリリア ショートショート シアターにて上映されます。
ブリリア ショートショートシアターは、米国アカデミー賞公認短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア」で上映された、世界トップレベルの作品が見られるブティックシアター。
館内はレッドカーペットをモチーフに赤を基調としており、イスはなんとパリ・オペラ座でも使用されているフランスキネット社によるもの。ホワイエを彩るグラスアートも見事で、鑑賞後には映画トークができるカフェも充実。
居心地の良い空間で鑑賞を楽しめる、女性に優しい映画館です。
地味でブスな女の子が恋に夢に輝きだす！
【簡単なあらすじ】
29歳のセリアはスーパーのレジ係。誰からも愛されず、変化のない日常。そんな現実から逃れるために、セリアの妄想の中ではいつだってカラフルな衣装に身を包んだ彼女自身が主人公。楽しくて夢のあるミュージカルのヒロインでいたい。だけど、現実は違う。
そんなセリアの前にある日、イケメンが登場する。次第に接近していく二人。真っ暗闇の生活に光が見えたと思いきや、世間はそう甘くはないようで……。
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