LGBTに理解のないお母さん、ありがとう!親非公認ニューレディーの生き方

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女 Franck Michel

 ニューレディーというやくざなことをしている私ですが、お正月には実家に帰るようにしています。
実家の母は私がニューレディー活動をしているのを知っています。
そしてそれは別に親公認ということを意味しているわけではありません。
私は帰る度に親からこっ酷く、質問責めや、糾弾、罵声の言葉を浴びせられます。大体喧嘩をして、東京に帰ることになるのです。

 もう何回こういうことをしているのでしょうか。
ただ、父がとうの昔に亡くなって、年老いた母が一人で暮らしていると、何かと男手が必要なケースもあり、その都度私は帰っています。
大学まで育てて貰った恩はありますし、長男としての義務も感じています。
だから酷い言葉をぶつけられるとしても、帰ることにしています。

 世の中にはLGBTに理解をしてくれる親もいると言うのにどうしてだろうと思うこともありましたが、今となっては無理解な親に感謝しています。
だって私の壁となって、厳しい世間の代表をやってくれたから。

 そのおかげで私は論理的に考えるようになったし、この先の人生をどう生きようかということも、この先どう死ぬかという所までも考えました。
その壁を越えるために私は鍛えられ、生きる覚悟ということを考えるようになりました。
まったくありがたいことです。
でも話はいつも平行線です。