人生には模範解答がない・・・ということは転んでもすぐ起き上がれる!

道で飛ぶ女の画像 Sebastian Voortman

私はテストで点数が取れない子供でした。
回答用紙に余計なことを書きすぎたり、一つの答えを出せばいい箇所に
カッコ書きで二つ書き込んだりしていました。
今考えればそりゃあ点数取れないわと思います。
テストは聞かれていることだけに答えて、指示通りの回答を書くべきものだったのです、
その意味がようやくわかったのは中学受験に失敗した後でした。

私は不器用でいつだって失敗しないと気が付けません。
悔しかった私はようやくルールを踏まえて勉強するようになりました。
そうしたら偏差値が15上がりました。
でも不器用な私は高校受験でも第一志望に落ち、滑り止めの学校に行きました。
そこで勉強方法に問題があったことに気が付きます。

私はウンウンと考えながら、チンタラと問題を解いていたのです。
でも答えが決まっている勉強なら、考える時間は勿体無いのです。
先に答えを見て、どうしてその答えになったのかを覚えながら
繰り返し勉強をした方が良いと気が付きました。
それを理解してから勉強が効率的になり
更に偏差値が10上がりました。
そうして無事大学受験は第一志望に合格したのです。

模範解答なき人生

さて、今回は私の勉強方法を話したいわけではありません。
私は自由な発想で、枠にハマらない考えを持っていたのを
受験制度に適合させる為に修正させられてきました。
不器用な私は今度は模範解答が無いと問題が解けないようになってしまいました。
答えが一つでないと不安になってしまうようになりました。
第一志望の大学に入ってしまうと次の目標が解らず、
一気に無気力になりました。そこに慶應義塾の階級社会とゲイである
自分が受け入れられなくなって頭がおかしくなったのは
先日、この連載でも書いた通りです。

学生時代に真面目な人が陥りがちなことですが、
模範解答を探して見つからなかった時や、模範解答とやり方が
合わなくなった時にオロオロしてしまうことがあります。
だけどね。人生に模範解答は無いんです。
多様性が重要視される時代に、正解はナンボでもあります。
あなたが正解と思っていること以外にも正解がある。
そう思うと豪快にすっ転んでしまった後でも、立ち直り易いと思いません?
失敗が実は正解への近道だったりすることもあるんです。