死ぬまでには観ておきたい映画のこと

映像作家としても活動する映画ライター・たけうちんぐさんが、死ぬまでには絶対見ておくべき名作から最新作まで幅広い映画をご紹介します。

死ぬまでには観ておきたい映画のこと
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「いつまでも夢を見させてくれてありがとう」そんな気持ちになれるスピルバーグの新作『レディ・プレ...

  •  かつて希望に夢を膨らませた未来像を2018年の今、叶えられているだろうか。 自動車が空を飛び、万能ロボットが家事をこなし、人類は宇宙へ旅をする――なんて夢は賞味期限の切れた過去の産物で、私たちはいまだ地球の上を汗水流し...
  • 2018.04.19
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“禁断の恋”と描かない。17歳と24歳の青年の恋の痛みと喜び『君の名前で僕を呼んで』

  •  たとえ年の差があっても男性同士でも、やがて距離が離れても、澄み渡る青空のように感情に偽りがなければ、すべてが美しく光を放つ。 目を瞑り耳を塞いでも感じる体温のように、余計なものを削ぎ落として味わえる、正真正銘の恋愛映画が誕...
  • 2018.04.05
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『娼年』はポルノ映画ではない。欲を満たす中で浮かび上がる、人間の心の闇

  •  荒々しい息遣い。ぶつかる肉と肉。絶え間なく鳴り続ける喘ぎ声。汗と体液が飛び散り、指は肉体に埋もれる。 容赦なく叩き込まれる性描写の数々。それでもポルノ映画にさせないのは、セックスから心の闇が表れるから。変えられない過去を、今変えよう...
  • 2018.03.22
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男性社会で女性が立ち上がる。その意味を、今こそ考える『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

  •  女性がリーダーシップを執ることが難しい時代があった。 その時代の最中、ワシントン・ポストの女性経営者キャサリン・グラハムは会社の未来だけでなく、その後の女性の社会進出の明暗まで定めることになる。  スティーブン・スピルバーグ監督は...
  • 2018.03.08
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『ちはやふる -結び-』は実写化の意味がある!高校生たちの“一瞬”を見逃すな

  •  刻一刻ともう二度と戻らない時間を過ごしていく中、その一瞬一瞬を疎かにしてしまう。 言葉が見当たらないまま、秘めた想いを一生そのままにしてしまっていいのだろうか。 言葉が次々と下から上へスクロールされていく時代だからこそ、千年生き続...
  • 2018.03.01
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今だからこそ描けるラブストーリーは、今観ないといけない。アカデミー賞最有力候補『シェイプ・オブ...

  •  人種を越えた愛、国境を超えた愛は今まで多くの作品で描かれてきた。 それどころではない。これは種族を越えた愛だ。人間の女性と、水の中で暮らす不思議な生き物のラブストーリーである。一見ブッ飛んでいるように思えるが、あまりのピュアな物語に...
  • 2018.02.15
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90年代の若者のリアルは、現代にどう響くのか?岡崎京子の伝説的コミック『リバーズ・エッジ』

  •  あんなに生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされていたのに、どうして今平然と生きられているのだろう。 青春がただ単に輝かしく、甘酸っぱいものであったら、この作品は全くと必要とされない。遠い過去をノスタルジックに浸るものであれば、わざわざ現...
  • 2018.02.01
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愛する人の仇を討つために、愛した人を葬り去るために、彼女は“悪女”になる

  •  愛する人がもし殺されたら、愛する人をもし殺さないといけないなら――。 “悪女”は男性を翻弄させる意味で使われることが多いが、この『悪女/AKUJO』において、“悪女”は自らの運命に翻弄されている。 では、なぜ“悪女”なのか? 愛す...
  • 2018.01.26
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葬儀での涙の量が供養になるのか?齊藤工の初監督作品『blank13』

  •  葬儀は必ず泣かなければいけないものか。その涙の量が先逝く人への供養になるのか。 人の死の悲しみや、命の価値を量れるものなんて存在しない。だけど、その“想い”が分かる時が、かつて生きていた身体が焼かれるその場所にあるのだろう。 それも...
  • 2018.01.11
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9年間で9回死にかけた少年の、知られざる驚愕の真実とは『ルイの9番目の人生』

  •  1年間に1回、毎年恒例の行事のように死にかける少年。 このプロットからして、少し現実離れした印象を受けるかも知れない。 しかし、その正体はあまりにも現実的だ。 “家族”を持つ者なら誰もが少なからず持つであろう愛情の飢餓感と、こんな...
  • 2018.01.03

ライタープロフィール

たけうちんぐ
ライター/映像作家