セクシャリティはグラデーションだけど

続いてゲイの彼が自分に気があるのではないかと思われている点ですが、
正直なところこれは人それぞれ段階が異なるので、
実物を見ない限りハッキリとしたことは言えません。
世の中の人はゲイだったら男だけ好き、ストレートだったら女だけ好き、
と単純にカテゴライズしがちですが、そうではありません。

私が、ゲイバーの中でも観光バーと呼ばれる
ゲイだけでなくストレートの方も女性も楽しめるお店に入ってから思うことですが、
性は多様でグラデーションがあるものです。
ストレートと言っている男性でも、こういう人なら男でも出来るとか、
ゲイでも、中性的で筋肉質なら女でも出来るかもという人はいます。
女性は結構な割合でどちらでも良いという人がいます。

ただし、それでも性自認がバイセクシャルでなく、
ハッキリとゲイであるという自覚のある男性が、
いわゆる普通の女性と恋愛をするのは相当難しいということは覚えておいてください。

(FTMで見かけがほとんど男性の人とゲイの人の恋愛は増えています)

特にゲイ彼があなたと同じくらいの年齢だとすると、性自認はハッキリと固まっています。
30代後半からセクシャリティが変化するのは
ずっと自分を偽っていたけど、自分を解放したいと思うクローゼットの人がほとんどです。
オープンゲイで30代後半まで来た人が突然本気で女性を愛するというのは
ほとんど聞いたことがありません。

相手あっての恋愛

あなたの相談文面からはハッキリと彼に対する恋情が溢れていたのに
恋路を邪魔するようなことを言ってしまって申し訳ありません。
でもあなたのような話は新宿二丁目ではとても多いのです。
女性でも入れるゲイバーに行くとそういう話は沢山あり、
ほとんどはゲイのフレンドリーな愛情表現に、女性が勘違いしてしまうパターンです。
あとは商売で色気売りをする観光バーのお店の子に、女性が熱を上げるパターンです。

こういった現実を踏まえた上でその先に進みたければ進んでください。
オープンゲイの性自認がみんな固定化しているということはありませんので、
あくまで私が23年新宿二丁目で見聞きした限りの現実です。

あなたが恋愛を望んでいないのなら、
ゲイと女性の友情婚や友情ルームシェアならば驚くほど沢山あります。
そういった関係でよければ現状の関係を維持しつつ、時間の経過を待って
そういった関係を切り出すのはいかがでしょうか。

相手あっての恋愛なのであなただけ頑張ってもどうにもならないこともあります。
綺麗事かもしれませんが、
好きになった人の幸せを応援するのも大きな愛の形だと私は思います。

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