駄目男にハマる女性には特徴があります。
自分ならこの男を変えられる、また頼られるのが嬉しいと思う人です。
つまりとても自分に自信がある人や母性が強過ぎる人が
駄目男にハマるのです。
これも結論から言うと依存させたままでは相手は何も変わりません。
人は自分で気が付いて、自分で心底変わろうという環境に身を置かないと
変わらないものです。
あなたが彼を甘やかして依存させている間、彼は何も変わりません。

　でも依存されるということは抗い難い魅力があるのは確かです。
私が居ないと彼は生きていけない。
それは手っ取り早く承認欲求を満たす魔法です。
だから彼を自分に依存させる。
いつだってその優しさは相手のためになるのか、
依存させて自己満足したいのか
検証をしながら人生を送りたいものです。

　今では偉そうにいう私も最初の恋愛相手は駄目男でした。
4歳年上の男でしたが、仕事も中途半端で男性相手の援助交際を
20代後半になってもしていた男でした。
でも自分と付き合えば変わる、
自分なら変えられると思って付き合い続けました。
ある日突然連絡が取れなくなり、どうしたものかと思っていたら
風の噂で警察の御用になっていたという話を聞きました。

　また、駄目男にハマった友人に心を込めて別れるようにアドバイスをしたけど
逆恨みをされたこともありました。
そういった経験を積み重ねて、
人は他人によって変わるのではなく、
自分自身が痛い目に遭って気付かないと変われないということを学びました。

　私ができなかったように、
あなたも彼を変えることは出来ません。
また誰かを変えたい、誰かに変えられたいと思うのは洗脳です。
私のポリシーではそれは人間の尊厳や自主性を軽んじる行為です。
彼を本当に好きならば早々に距離を置いて自省や自戒をしてもらうというのも
大きな視点から捉えた愛情なのではないかと思います。

Text／肉乃小路ニクヨ