サイぜリヤの高いワインに挑戦する感覚で、憧れのイケメンに挑むのだ

お手頃価格のお酒と男を求めてしまう

大泉りか 人妻は不倫の夢を見るか? Daniel E Lee

 そういえば先日、4回目の結婚記念日を迎えました。
昨年は鰻を食べて祝ったのですが今年もやっぱり鰻を食べました。といっても、お祝いのディナーはロシア料理のお店を予約していたので、今年は鰻はランチです。
去年はあんなに気合を入れて鰻に挑んだというのに、今年はさくっとランチ。わたしも偉くなったものです……

 といっても、今年チョイスしたお店は、去年のように少し張り込んだ老舗の鰻屋というわけではなく、リーズナブルなチェーン店でして、「よく通る道沿いにあって気になるから、せっかくのこの機会に行っておくか」くらいの感じで入ったのですが、やっぱり鰻、美味しかったです。

 昼は鰻、夜はロシア料理のコースなんて贅沢しちゃってごめんなさいね、と誰に謝っているのか自分でもわかりませんが、あまり贅沢をすると、わたしの中の小庶民が「調子に乗りすぎると、いつか足元を掬われるぞ!」と警鐘を鳴らすのはなぜでしょうか。
チェーン居酒屋に入ると、一杯ずつサワーを頼むことはせずに、必ずボトルと割りものセットを頼んでしまうし、イタリア料理屋でワインリストを見せられても、一番安いボトル以外を選ぶという選択肢はない。
決して裕福ではありませんが、かといってものすごく貧窮しているわけでもないのに、わたしには、ついつい「お手頃」を選ぶ癖がついてしまっているのです。

 こういう「身の丈感覚」が、食以外にも染みついてるのか、わたしはしゅっとしたイケメンが苦手です。
柴犬みたいに素朴な顔をしていて、かつ、ややむさくるしい男性が好きという前提があるんですが、その好みとはまた別に、しゅっとしたイケメンを見ると「お手頃ではない」と判断してしまって、恋愛の対象から除外してしまう癖があります。