30歳を越えた頃から「結婚はしなくても子どもはほしい」という女子が周りに増えました。
「でも現実を考えると難しいよね…」と悩む人が多い中、37歳の時に「彼氏ナシ、ひとりで子どもを産んで育てよう」と決断した女友達がいます。
そんな友人Kちゃん(40歳・医者)にお話を聞いてきました。
子どもはそんなに好きじゃなかった
アル:昔から子どもはほしかったの?
K:ううん、もともと子どもはそんなに好きじゃなかった。
でも結婚はしたかったんだよね、すごく。ただ、とにかく恋愛がうまくいかなくて(笑)。
18歳から6人の男性と付き合ったけど、結婚には至らず。37歳の時に「20年近く頑張ってきて無理だったものが、あと2年ほどでできるとは思えない」と思って。
アル:37歳の時、彼氏はいなかったんだよね?
K:ちょうど2年付き合った人と別れた直後だったの。でも失恋のショックとか全然なくて、むしろ「べつにこの人と結婚したいわけじゃなかった」と気づいて。
じゃあなんでこんなに結婚したいんだろう?と考えた時に「私は一緒にいてくれる家族がほしいんだ」とわかった。
で、私の中には「男はいずれ去っていく」という思いがあったから、「私が本当にほしいのは男じゃない、子どもだ!」とハッキリしたのよ。
アル:なるほど、自分が本当にほしいものが明確になったのか。
K:うん。それで「ひとりで子どもを作ろう」と決意して、ネットで精子バンクも調べたんだけど、意外と高くてさ。
アル:精子っておいくらぐらいするの?
K:だいたい10万円ぐらい。高スペックの種らしいけど(笑)、妊娠するとは限らないし。というか年齢的に2年ぐらいかかると思ってたから「予算的にちょっとな~」って。
アル:妊娠したら払うとか、成功報酬制じゃないんだもんね。元手はタダなのにって思うけど、保存が大変なんだろうな。
K:保存にすごくお金がかかるみたいよ。
アル:もっと簡単に保存できればいいのにね。一瞬でフリーズドライして、お湯をかけたら戻るみたいな。もしくは水槽で飼えるとか、あと藻だらけの池とか(笑)。
K:メダカとちゃうからな(笑)。そんなわけで種を探していた時に、たまたま電話がかかってきたの。