シャンパンコールをお願いしていいのか

というのも、読書会の参加者のほとんどがホストクラブに足を踏み入れること自体が初だったようで、当然、シャンパンコールを見たこともないはず。ちなみにわたし自身も、してもらったことはもちろん、見たこともない。ここでシャンコが実演されたら、今夜はさらに思い出深いものになることになるに違いない。ホスクラのシャンパンを入れるのは、さすがにお値段的に無理だけど、バーなら2万円しないからわたしでもいけるし、その値段でシャンコが体験できるならむしろお得すぎる。

だが、ここのお店でシャンパンを入れたところで、ホストの子たちの売り上げにはならないわけで、そうすると彼らの労力を不当に搾取することにもなってしまう。そんな配慮が浮かぶなんて、わたしもすっかりポリコレに侵されたもんだと自分に呆れつつ、しばし悩んだ末に「厚かましいけどせっかくだから、お願いするだけお願いしてみよう」と決意。すると、シャンパンコールをしてもらえることになったのです! ホストたち男前~!

初めてのシャンコが強力だった

マイクを持つ(疑似)担当は、懇談会でたくさんしゃべってくれたAPTiSのダイヤモンドアキトくん(笑顔が最高にいい陽キャのイケメン)にお願いし、準備が整ったところで、円陣を組んだホストたちの真ん中にイン。普段は「レスラー体形のイモが好き」と公言しているわたしですが、いざ、顔面強よ強よのイケメンたちに囲まれるのは、思った以上の破壊力。

『トラディション』のなかに<猫姫>というキャラクターが出てくるのですが、猫町とひっかけてわたしに猫姫と呼んでくれるという予想外のサービス(?)まであって至福のひとときとしか……。ホス狂いの取材中、「姫とか呼ばれても困るよね(苦笑)」と思っていたわたしですが、いざ呼ばれると「恥ずかしいからやめて! でも、やめないで! お願い、もう一回言って!!」と興奮状態に入ってしまった。ホス狂いの女の子たちの気持ちがいまさらわかったシャンコの強力さよ。いやーヤバい、これは癖になる。またされたい……さー、嫌な顔せずに担当を引き受けてくれたアキトくんにお礼をいわんといけないから、次にまとまった原稿料が入ったらAPTiS行くか(沼のはじまりはじまり)。

Text/大泉りか