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  • 2016.03.09

男尊女卑アレルギーな女子が恋をつかむ秘訣

男尊女卑な態度もムカつくけれど、怒ってばかりの女にもなりたくない…。『オクテ女子のための恋愛基礎講座』が大好評のアルテイシアさんが、「正しく」怒ってモテるための秘訣を教えます。

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア
©Zephyrance Lou

『オクテ女子のための恋愛基礎講座』、お陰さまで好評です。
特に共感の声が寄せられたのが<女子校マインドと相性のいい「3タイプの男」を探そう>
これは掲載時もバズりましたが、私と同様「男を立てる・男に媚びるとか意味わかんねえッ!」という女子は多いのでしょう。

 たとえば大学時代、鍋パーティーで女だけが準備や片づけをして、男は何もせず飲んでいる。
といった場面で「親せきの法事か!」と脳内シャウトしつつ「女だけ働くのはおかしい」と抗議の意味で働かないと、単に気のきかない人間だと思われる。
そんなあるあるネタに「そうそうそうなのよ!」と同意する友人は多い。

 友人の1人は「女だけ働くのはおかしい」と抗議したところ「自分がモテないからって嫉妬してんだろオマエ」と男に言われ「テメーらにムカついてんだバカタレ!つかオマエって呼ぶなクソッタレ!」と暴れたくなったそう。

 こうした経験を重ねて「男受けなんて狙ってたまるか!」「男尊女卑な男は駆逐してやる!」とアレルギーが強化されていく。かつ男社会で働いて「女のくせに」「女なんだから」と人ではなく女として扱われるうちに、アレルギーが強まりすぎてクシャミが止まらない状態に。 そんな女子から寄せられるのが「男に甘えられない」「スキがないと言われる」「そのせいで恋に発展しない」という悩み。

“自分より下”の女を求める男への拒否反応

 かつての私も「男に甘えられない」「スキがないと言われる」女でした。
その根っこには「男に弱みを見せてたまるか」「弱みを見せて喜ぶような男はお断りだ」という“自分より下”の女を求める男への拒否反応があった。

 女友達には「仕事つらいよ~もうヤダ~」と甘えられるのに、男の前だと「仕事なんて辛くて当たり前でしょ?」と虚勢を張ってしまう。
逆の立場で考えると「仕事なんて辛くて当たり前だろ?」と発言する男に対し「この人の前では本音を話せない」「人の痛みをわからない人かも」と感じたでしょう。

 またコンパや飲み会でも、つい仕事の話をしていました。
仕事中心の生活だったこともあるけど、「女は若くて可愛けりゃいい」「自分より仕事のできる女はイヤだ」という男に対する反感があった。
これも逆の立場で考えたら、男に仕事の話ばかりされたら恋愛っぽいムードにならないし、「私に興味ないんだな」と思ったでしょう。かつ「仕事のデキる俺アピールかよ、面倒くせえ」とも感じたはず。

 当時の私は男尊女卑アレルギーが強まりすぎて、「目の前の男がどういう人か?」を知ろうとする余裕がなかった。男社会で怒り傷つくうちに、男全般を敵視するようになっていた。
それで「どうせコイツも男尊女卑だ」と壁を作っていて、そりゃ「スキがない」「なんか怖そう」と思われて当然。

 心の底では「弱い部分も見せられる、ありのままを受け入れてくれるパートナー」を求めていたのに、「弱い部分なんてありませんから!」と鎧を装着して、それで寄ってきた男とはマッチングしないのも当然でした。

アレルギーをこじらせた女子への処方箋

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア
『ロード・オブ・ザ・リング』よりスメアゴル

 以前、帰国子女のバリキャリ女子に「私、実は九九が苦手で七の段とか微妙なんです」と言われた時、女の私もキュンときました。相手を下に見てるとかじゃなく、飾らない素直さを「カワイイ」と思ったから。
こちらが壁をとっぱらうと相手もとっぱらうのは、コミュニケーションの基本。それに完璧すぎる人より、弱点や苦手分野のある人、それを素直にさらけ出せる人に親近感を抱くもの。

 また高学歴のエリート美女に「学生時代モテたでしょ?」と聞くと「全然!私『るろうに剣心』にハマってて、自分のこと拙者って呼んでたんです」と返された時もグッときた。
同性でもスキのない人には近寄りづらいし、「つまんないこと言ったらバカにされるんじゃ?」と構えてしまうもの。
だから「やりすぎの自虐」ではなく「くすっと笑えるギャップ」によって、いい意味でのスキを作るのは効果的。

 私も「いい意味でのスキって大事」と気づいて、恋愛力がアップしました。
たとえば出身大学名を言って「頭いいですね」と返されたら、「そんなことないですよ」「いや頭いいですよ」と不毛なやりとりは避けて、「でも私、運動神経ゼロなんです」と別の話にもっていく。

「登山した時も私だけ四つん這いで登ってて、ロード・オブ・ザ・リングのスメアゴルと呼ばれました」などズッコケ話をすると「スメアゴルってw」と会話も弾むし、一気に距離が縮まるもの。

 また、かつての私は「男に愛きょうなど振りまいてたまるか!カーペッ」と痰を吐いていました。可愛いアピールで男に媚びる女が嫌いだったし、それ以上に、そういう女にチヤホヤする男が嫌いだった。
そこに「実力がなくても、上層部のオッサン共が気に入れば重用される」という、男社会の縮図が見えたから。

 ゆえに男の前でクールに振る舞ったりしたけど、そんなの中二病の男子と変わりません。本人はクールのつもりでも「無表情で不機嫌でとっつきづらい人」という印象になってしまう。

 なにより、同性同士でも愛きょうのある女子、ニコニコと話を聞いてくれて、表情とリアクションが豊かな女子といると楽しいし、多少ブスでも可愛く見える。
「愛きょう=媚びではなく、相手を心地よくさせる気づかいやスキルなのだ」と気づいたことで、私の恋愛力はアップしました。
皆さんも「この子と話してると楽しいな、女から見ても可愛いな」と思う女子を観察してみてください。

奢りに対する拒否反応

 男尊女卑アレルギーの女子は、奢られるのが苦手な人が多い。
“かわいく奢られる方法”といった文言を見ると「かわいく?」と眉間にシワが寄り、「男女平等を唱える者が男に奢られてなるものか!」と拒否反応が出てしまう。

 私もその傾向があったけど、自分が年下に奢る立場になって気づきました。
相手に「イヤイヤいいです!払います!」と遠慮されすぎると、こっちも気をつかって誘えなくなる。それに奢るのは見返りを求めてるとかじゃなく、楽しい時間を過ごせたお礼の気持ち。
だから払うと頑なに主張するより、そのぶん楽しい時間を提供すればよいのです。

 かといって、鉄板のすべらない話を披露しろというんじゃない。
まずは興味をもって相手の話を聞くこと。相手が口下手だったら、話を引き出してあげること。なにより、自分も積極的に会話を楽しむこと。

 男尊女卑アレルギーなのに「恋愛では男にリードされたい、男に楽しませてほしい」と望む女子も多い。それは「バリバリ働きつつ家事育児も完璧にする妻がいい」と望む男と同じで、そんな都合のいい異性はUMAなのです。

 そりゃ男がリードして楽しませてくれたら楽だけど、それができる男は既婚者かヤリチン。
マトモな独身男はオクテゆえに残ってるのだから、受け身はやめましょうね…というわけで、新刊ではオクテ女子にもできる恋愛のコツを書きました。

その中の<恋愛力をアップさせる6つのS><ムツゴロウタッチとツンデレタッチ>を実践した女友達から「5年ぶりに彼氏ができました!ギャアアア!!」と喜びの阿鼻叫喚が寄せられた。

「男に媚びてたまるか!」という自分の根本は変えなくていい。でもそんなに苦痛じゃないことは試しにやってみてください。

「私は女らしいキャラじゃないから」とキャラに縛られる女子もいるけど、人間はアシュラマンのように多面的。男らしい面もあれば女らしい面もあり、強い面もあれば弱い面もある。
フェミニンな服も着ればボーイッシュな服も着るように、いろんな自分を自由に柔軟に楽しめばいい。
女モードの自分を楽しむ余裕ができれば、恋愛も人生もうまくいきやすくなります。

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア
『ゴルゴ13』リイド社刊

 最後に。
日本社会でマトモな感性をもって働いていれば、男尊女卑アレルギーになるのも当然。
けれども「森を見て木を見ず」はよくない。我々も「女ってこうだよな!」と一括りに決めつけられると腹立つし。

 かつての私は男社会や男尊女卑への怒りを、出会う男性たちにぶつけていました。
それは無差別にウンコを投げるゴリラと同じで、ウンコはちゃんと狙って投げるべきなのです。

 たとえば男性育休や夫婦別姓やマタハラの話題をふれば、相手の価値観や本音が垣間見える。
「ウンコを投げるべき相手か否か?」を見極めるスキルを身につけましょう。

 そして「加齢って便利」と実感する今日この頃。女も年をとるとドスがきいてくる。
若い頃は男尊女卑な男に会うと「油風呂に沈めて火だるまにしてやろうか」と眉間にシワが寄ったけど、今では眉ひとつ動かさず、ゴルゴ13のような表情で相手を黙らせられる。

 キャピキャピと若作りするより、ドスのきいたアラフォーになる方が、人生は楽しい。
「アラサーはもがいて大変だったけど、そこを抜けると超楽しい!」と語る女性は多いもの。
皆さんも愉快なアラフォーを迎えるべく、取捨選択しながら、人生の舵をとってくださいね!

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア
『オクテ女子のための恋愛基礎講座』/著:アルテイシア/出版社:幻冬舎

新刊『オクテ女子のための恋愛基礎講座』発売中
自信がない・出会いがない・付き合えない・好きにならない・もう若くない・幸せな恋ができない・SEXしたことがない・女らしくできない・結婚できない…そんな悩みを解決する一冊♪

Text/アルテイシア

ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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