「30歳までに結婚すべき」は嘘!ネットは声のでかい奴が勝つから要注意

春ですね。と言っても私の生活は何ら変わり映えしないし、ちょっと過ごしやすくなったくらいで新生活も新学期もクソもなくただひたすら業務に追われまくる日々が冬くらいからずっと続いているのですが、インターネットでは春になるとしょうもない大人が誰に求められているわけでもないアドバイスをするじゃないですか。
あれ、嫌ですよね。こいつ全然後輩や部下から慕われていないんだろうなって思いませんか。でも、今回は私がその嫌な大人になって不要なアドバイスをしていきます。すべて私の経験に基づくことなので、保証するわけでもないんですけど。そりゃあ居住地や職業、立場で話も変わってくるでしょう。でも、私はインターネットが大好きで、インターネットに命を救われたと言っても過言ではない人間ですが、全部全部嘘だと思うことがよくあるんですよね。

1. 女は30歳までに結婚しないといけない

嘘です。これは私がもうずっと言い続けていることなんですが、結婚や出産が女の幸せだという時代はもうとっくに過ぎ去ったと思っています。近年まで、未婚女性は「負け犬」「行き遅れ」と憐れみの目を向けられることが多々ありましたが、今はそこまでうるさく言われなくなっていると自分の身をもって体感しています。絶対に嘘です。
やっぱり、自分の人生や生き方を真正面から見つめて、たくさんの選択肢のなかから本当に自分が幸せだと思うもの・自由を感じられる道を主体性を持って選び取ることが幸せなんだと思ってます。そのために、社会人になって時間もお金も自分で責任もって自由に使えるわけで。“周囲のみんながしているから”、“そういうものだから”、“30歳がなんとなくのタイムリミットだから”、それほど好きでもない相手となんとなく結婚するって本当に幸せなんですかね。意味あるんですかね。したことないからわかんないけど。

確かに、年齢を重ねると結婚・出産をして疎遠になる友だちもいるんですけど、結局お互いに敬意を払っている人とはなんらかの繋がりはあるし、話題の中心が子どもや家庭になるのであれば、自分から距離を取って他の友だちを見つければいいんですよね……休止期間を設けるというか。かくいう私も、最近まで子持ちの友だちとどんな風に付き合えばいいか? というのは考えていたけれど、なかなか会えないなかでも趣味に関する連絡は取り合ったりしている。SNSでつながっているとどうとでもなるのかもしれません。インターネット万歳!

2. 社会人になると友だちができなくなる

これも嘘です。私が酒飲みだからなのでしょうが、自分次第で友だちはいくらでもできます。そもそも私って大学時代に知り合って今も繋がりのある友だちって2人しかいないし、あとは後輩3人くらい。どうしてこうなってしまったんでしょう? ちなみに、小中高の友だちで未だに繋がりのある人は誰もいない。趣味も価値観も考え方もまったく合わなかったんでしょうね。
今頻繁によく遊んでいる人を思い浮かべると全員社会人になってから知り合ったし、まあインターネットを通じて友だちになった人か大勢の飲み会で意気投合した人がほとんどなんですが、知り合うチャンスも仲良くなる機会もいくらでもあったな、と振り返ってみても思います。
私が人に悩みの相談や自己開示ができるようになったり、会話の細部にまで気を遣わなくていいんだと気がついたのも本当に最近の話で、その要因は社会人になってから仲良くなった人たちが意外と私のことを信用しているんだと気づけたからだと認識している。
大人になって行動範囲や視野もどんどん広がっていって、みんな周囲のあらゆる出来事に対して自分自身に確固たる意見や価値を見出すようになるじゃないですか。くだらない話とか当たり障りのないことだけじゃなくて、自分の身の周りで起きた他者との差異や自分への違和感といったその場に限定される話ができるのがものすごく楽しい。