3. 社会人は、時間がないけどお金はある
これも全然嘘です。そもそも私が体力馬鹿なだけな気がしますが、大学生の頃はバイト3つくらい掛け持ちしながら週7で働きつつ大学に通っていてほとんど遊んだりできなかったんですよね。睡眠時間も4時間とか。なんであんなに働いていたんだろう? まあ趣味に費やすお金をセーブしたくなかったからですけど。社会人って、お金を稼ぎながら仕事終わりや土日に自分のしたいことができるので案外余裕があるな……と思ったのを覚えています。有給休暇とかいうお金をもらいながら休める謎の制度もあるしね。
今の仕事も大変ではあるんですけど、時給1000円で働いているわけではないしどうとでもなるというか。社会人ってそんなに悪いものではないなというのが、今の私の感想ではある。そして、お金はいつまで経ってもない。
4. 異性の友だちにまつわるあれこれ
男女の友情は成立しないとか異性の友だちのほうが多い奴はヤバいとかそういうのも大体嘘です。そんなもの人によりますし、答えのはっきりしない問いですよね。小学生の頃に幼馴染と一緒に登下校していたら突然「付き合ってるんだ!」「男好き」と噂されるようになったのを、大人になった今も続けている感じ。もういい年した大人なはずなのにね。
私は男だちのほうが多いと最近気づいたのですが、年取ってくると相手の年齢・性別・職業・学歴あたりがどんどんしょうもないものに見えてくるというか、どうでもよくなってくるというか……何も考えていないというか……。関係性も多様化してくるので、恋愛/友情のみの二極化って生まれづらくないですか? 私だけなんでしょうか。男女のペアが揃えば恋愛関係に仕立て上げられる世界から、早々に足を洗いたいだけなのかもしれませんが。面倒臭いよね。
外に出れば、自分の価値観が通じる環境に出会える
「世の中は金」とか「結局、容姿」とか、インターネットは常に声のでかい奴が勝つので極端なことを言ったほうがより目立つし、それが普通で当たり前だと思ってしまうんですけど、一歩外に出て歩いてみると色んな人が色んな普通を持っていて、自分の持つ言語や価値観の通じる環境が絶対見つかるんですよね。
そういう意味でも世の中の普通と私や私の周囲の普通ってまったく一致せず、割と浮世離れして困ることがよくあって、まったく異なる世界で生きている気すらします。今回はその最たる例を書いてみました。
「普通」「一般的に」「大抵は」というようなことがこの社会にはたくさんあるけれど、自分にまったく関係のない人間が生み出したルールや規範を気にしたところで無意味で、周囲になんと言われようが自分の居心地のいい普通を見つけて、好きなように振る舞っていきたいな、と先日自分の常識がまったく通用しない会社の人との飲み会に出席して思ったのでした。人目を気にすることなんて、もうさすがにないけれど、もっと自由に生きていきたいなというのがこの春なんとなく考えていた新年度の目標です。
Text/あたそ
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