手コキしたことあるだけで過激派非モテには叩かれ
リア充にはエスプリとして消費されるアヤちゃん…

少年アヤちゃん 雨宮まみ B&Bイベント

アヤ:奴らは大抵、「面白いオカマちゃんがいるよ!」とか「やっぱりオネエって面白い!」とか「友達になってください!」とかそういうノリで近づいて来て、鬼のように大量のリプライを送って来るんですよ。
別に悪気は無いんだろうし、内容にも問題は無いんだけど、なんつーの? こう、ぬいぐるみにでもなったような気分にさせられるんですよね。
親しんでくれるのは嬉しいんだけど、顔が近いしヨダレもクサいみたいな。

雨宮:そのアヤちゃん自身は、どこから養分を摂取しているかというと…。

アヤ:K-POP(号泣)。

  雨宮:そういう社会の縮図が見えてきたような気がしたんですよね。
搾取されてるって、アヤちゃんは実感する?

アヤ:うん。ふぁぼられながら、「あ、いま私、こいつらの人生のエスプリにされてるんだな…」ってぼんやり…。

雨宮:(笑)。ガチなのに、他人にエスプリとして利用されてる…。

アヤ:そう、私が色々苦労して育てた実をチョイチョイッと気軽にむしっていくんですよあいつら!
 それも楽しそうに!

雨宮:一番やわらかい新芽の部分だけでしょ。ブロッコリーの芯みたいなとこは全部よけて。

アヤ:スイカの先っぽみたいなね。いちばん甘いとこ。そこが気が付くと「あれ?ない…」みたいなことになっててさ。
なのに、それに気付いた時にはもう、責めたこっちが悪い、みたいな空気ができ上がっちゃってて、なんか私って本当に味方がいないんだな…とか思わされてんの。

雨宮:また、こういう人たちの返り血はやたらと色が鮮やかなんだよね。鮮やかで目立つの。
白い服着てるから、ちょっと傷ついただけでも大ケガしてるみたいに見えるんだよ。
こっちは血を流してても、あんまり目立たないんだよね。
いつも地味な色の服着てるから、血が目立たない。
茶色い服に血が染み出ててもあんま見えない、みたいな。ドクドク出てるのに…。

アヤ:さすが元祖こじらせ女! 例えがうまいね! そうそう、返り血! そうなの!
…とか言いつつ最近は、逆にそういったリア充達の方が良い距離感を保てるのかなって思うことも多いんです。
立場が違いすぎるからこそ、突っ込みやすいんですよ。「バカじゃねーの」とか。
一方、ガチの非モテ層はそれがちょっと、同族でありながら…というより同族であるが故に扱いが難しかったりするんですよね。
例えば私が「ノンケに手コキしたことがある」とか言うと「裏切り者!」というとい捨て台詞と共にリムられちゃったり…。

雨宮:「お前手コキしたことあるんじゃん」みたいな?
チンコに触ったことがあるという時点で、なんか、「私たちとは違う人種…」みたいな?

アヤ:そうそう。しかも「私の方がかわいそう!」的なことを、実に気持ち良さそうに言うんですよ。
そうやって、少しでも男と触れ合ったことのある人を徹底的に排除して行って、最後に残った自分を愛でる…みたいなオナニーの仕方だけが心のよりどころになっちゃってる過激派非モテって本当に扱いが難しい。
それも社会のせいなんだけどさ。

雨宮:手コキしかできなかったのに、それでも「私たちよりは上」って扱いを…。

アヤ:好きでもなんでもない男に手コキさせられたあと3年間も殴られ続けたオカマを僻むんじゃねーよ!

雨宮:でもたぶん、殴られたっていうことですら、「そんなドラマチックな恋愛の思い出、私にはない!」って思うんじゃない?

アヤ:そうなんだろうね。

雨宮:そこに距離を感じちゃう気持ちは理解できるんだけどね…。

アヤ:そう! そこなの!!! 気持ちは分かるの!!! 分かるから気持ち悪いの!!!