夫とはキスもハグもするのに性生活を求められないことが寂しい/ものすごい愛

親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。毎日仕事と雪かきに精を出しております、ものすごい愛です。
最近、なぜか常に両脚が痣だらけでして、仲良しの友人たちに見せたところ「あんたって格闘家だっけ……?」「最近キックボクシングでも習い始めた?」と言われました。

雪かきで培った筋力、持って生まれた強いメンタル、そしてボロボロの脚。あながち間違っていないかもしれません。恐ろしいのが、痛みに鈍感すぎるせいで多数の痣がどこでできたものなのか一つも思い出せないところなんですよね……。

前回の記事は、存分に推し活をするために関東圏への引っ越しを考えているものの、地元の大好きな友人たちを離れたくないと悩む女性からの相談でした。
どっちも別枠で大事な存在、となると悩んでしまうのも無理はありません。相談者の方には、どちらを選択したとしても、選ばなかったほうも置かれている環境で無理のない程度に目いっぱい大事にする努力をして、楽しい毎日を送ってほしいと思います。

夫に性生活を求められず寂しい
この気持ちの諌め方は

結婚して1年と少しの会社員です。夫との関係は良好で、この1年、喧嘩もなく、穏やかに楽しく、過ごしています。一つだけ不満なのが、性生活について。結婚当初から私のピルによる不正出血(子宮内膜症からの、経過観察)、夫の激務による疲れなど、複数の原因でタイミングがなかなか合わず、この1年での回数は 10回にも満たない状態です。一緒に暮らす前はもう少し多かった(週に1〜2回程度)のですが、状況が変わってしまい、思うようにいかなくなってしまいました。

タイミングが合わない原因とは別で、子供は持たないことで合意したので、年齢的に急いで妊娠したいというような事情もないのですが、ただ夫に求められないのが寂しいです。ちゅっというようなキスは一日に何度も、寝る前のハグも欠かさず、お互い求め、受け入れているような関係性ですが、それだけではどうしても、何か物足りなく感じてしまうのです。 私の体調や気持ちを尊重してくれ、絶対に無理はさせないし、なおかつ夫自身の体力・気力に余裕のあるタイミングで、となると2〜3ヶ月あいてしまうこともザラです。私はこのやり場のない気持ちをどう諌めるのがいいでしょうか。

※この問題を解決すべくピルをやめて不正出血もなくなり、健康上も特に問題ありません。 夫の激務については、家事分担、食事管理等、フォローはしていますが、職場のことに口出しもできないので、私がとやかく言える範囲は少ないと思っています。(32歳)

わたしも似た悩みを抱えていました

おお! なんて奇遇なのでしょう……。わたしもつい1~2年前まで似た悩みを抱えていました。
それこそ、わたしたちもセックスのタイミングが合わなかったのです。
このタイミングの合わなさの内訳は、夫の虚弱体質とわたしの安定しない忙しさでした。わたしは0か100かで生活をする悪い癖がありまして……朝から晩まで休みなく何日もガガガッと働きまくり、深夜に気を失うように眠りに落ちる毎日。そんな日々を過ごしていたら、そりゃあセックスなんてできっこないのです。忙しい日々が終わり、ただ床で転がっているだけの暇を持て余す生活にシフトチェンジした瞬間、体の弱い夫が何らかの理由で体調を崩して何日も寝込む。そうなってしまうと、いくらわたしに余裕があってももちろんセックスどころではありません。
夫が回復してきた頃に、わたしの生理が始まり、そしてまた鬼のように忙しい日々が始まる……この繰り返しでした。

結婚してまる6年、付き合ってから8年以上経ちますが、ずっと変わらず仲良しでラブラブなんです。家ですれ違うたびに手を取って踊り、一日に何度もちゅっちゅちゅっちゅして、行ってきますのキスとおかえりなさいのハグは毎日欠かさず、毎晩抱きしめあって手を繋いで寝て、お互いを心から愛しているのにもかかわらず、なぜかセックスだけしていないという……。わたしも夫も決してセックスしたくないわけじゃない、むしろしたいと思っているのに……!

今日は誘うぞ! と意気込んでいても、一緒にいるだけで幸せすぎて、大きな安心感に包まれているうちに寝てしまう。普段はスキンシップもあってラブラブな分、セックスしなくても自分たちは十分にうまくいってるという感覚になり、それに慣れてしまうという悪循環に陥っていたのだと、今振り返って思います。

そうこうしているうちに、え! ちょっと待って! わたしたち半年くらいセックスしてなくない?! と夫とびっくりしたこともありました。
おそらく、付き合いたての頃であれば、どれほど忙しかろうがどうにかこうにか時間を捻出していたでしょう。それこそ、なかなか会えなかったりもしたわけですから。ところが一緒に暮らして長くなると、他の部分で満たされる場面が増え、性的欲求よりも安心感の比重が大きくなっていたのも一つの要因かもしれません。

さすがにこれではダメだ! と思い、わたしは夫に「セックスする日をあらかじめ決めておきましょう」と提案をしました。

お互いの仕事や遊びの予定、わたしの生理周期を考慮したうえで「この日にセックスしましょう」と決めておき、そしてその日によっぽどの事情(体調不良や突然の残業)がない限り、絶対にセックスをする。そして終わったあとに「次はいつにしましょうか」と話し合う。
ちょっと情緒がないのでは……? と思われるかもしれませんが、この方法はタイミングの合わないわたしたちにとって最良だったのです。

「この日にするんだな」と頭にあることで、スケジュールを組むのが苦手なわたしはその日に向けて早めに原稿に取り掛かれたり、家の雑務を終わらせられたり、またムダ毛処理やら肌のパックやら体のメンテナンスも抜かりなくできます。また、夫は夫で体調を万全に整えるために、生活の見直しに注力できるのです。

さらには、久しぶりに会える日を心待ちにしていたかつての頃のように、お互いの気持ちも盛り上げていけるってもんですよ。
唐突に誘ったときに「ごめん、今日めちゃくちゃ疲れてて……」「今日は忙しいから余裕がなくて……」と断られたら、決して「あなたとセックスしたくない」と言われたわけじゃなくとも、やっぱり切なくなるじゃないですか。事情があったとしても、断られる回数が増えれば、(最近仕事忙しそうだったし、きっと今日は疲れてるよな?)とか(なかなか寝室に行かないってことは、今日は夜更かしする予定なのかな?)と相手を慮るあまり、先回りの不要な気遣いをする習慣がついてしまうのです。これって、勝手に自分が想像しているだけで、相手が望んでいるとは限らないよな、と。