自分の苦手は他人の好きかもしれない

私がワイルドワンに入社した頃……日本ではアダルトグッズに対して後ろめさや、ほの暗い印象の情報が多いのは「なんでだろ??」と思っていました。

私は長年仕事でL.Aと日本を行き来していたので、アダルトグッズに関してはカジュアルで楽しいイメージを持っていましたし、せっかくこの業界に入ったのだから、「グッズのイメージを明るい物に変えて行きたい!」という使命をもって広報活動しようって思っていたのに! あれ? 私いつから否定的になっていたんだろうと愕然としました。

そんなことに気づかされた、ある意味、私のターニングポイントとなった広報活動でした。
ここでまた初心に戻って、グッズのイメージ向上に貢献できるような活動をしたいと思います。

この仕事を通じて人生の学びをたくさん得ているのは、「性」と言う壮大なテーマを取り扱っているからかもしれません。

最後に……。 否定的な意見も含め、色んな意見があって良いと思います。
私の好きな言葉『みんな違くて、みんな良い』と…それが良いと思います。

アダルトグッズの会社に勤めているということを、みんなに理解されなくても、自分が変な目で見られても、否定的な意見があっても、色んな人がいるのでそれは仕方ないこと。それはそれで良いと思います。
今回の出来事で自分に問うたのは「自分がどうありたいか?」でした。

そんな私の次回のコラムは「拘束と私」について語らせて頂ければと思います。

次回は <縛られることで絆が深まる?「緊縛」というコミュニケーションを知って>です。
SMグッズの開発の一環で、緊縛講座を受けたYukaさん。そこで目にしたのは、縛られてとってもイキイキした表情を浮かべた女性たち…。緊縛に興味をもったYukaさんが考察した、緊縛の魅力とは?なぜ多くの人が緊縛に惹かれるのでしょうか?