お母さんが綺麗でセクシーで何が悪いの?「エロくてやばい」と言われていた私の母

こんにちは、ワイルドワン広報部のYukaです。

前回は「ファッションと私」について書かせて頂きましたが、今回は「お母さんと私」について書きたいと思います。

自慢のセクシー美人なお母さん

綺麗でセクシーなお母さんの画像 Pixabay

私のお母さんは、スナックのママでした。

出勤時には、ド派手なメイクにバブリースーツ。
家族で海外旅行に行けば、税関で「あなた日本人じゃないだろ!」ともれなく止められるほどの派手顔の美女。そして、巨乳&巨尻の持ち主でした(アメリカの漫画に出てきそうな嘘みたいな体系……なんで私に遺伝しなかったんだろ)。

そんなんで、授業参観などで小学校に来れば、目立つ目立つ!
「ゆかちゃんのお母さん綺麗~」と子供達からも人気で、自慢のセクシー美人お母さんだったのです。

ところが、進学した私立中学の入学式で、「あの子のお母さん変じゃない? なんか派手だしエロくてやばくない?」と意地悪な同級生からいじられてしまいます。すごくショックでした…普通のスーツ姿だったのに……。
うちのお母さんは派手顔の美ボディで何を着ても……セクシーになってしまう。そう、母はは周りのおかあさんたちから浮いていたんです。

ちょうど思春期真っ只中だった私はこの出来事をきっかけに、お母さんがお色気たっぷりなのはなんだか破廉恥でいけないことのように感じてしまったのです。

「お母さん」に対する偏見

仕事でアメリカに行ったある日。シングルファーザーの男友達から「(シングルマザーの)君は日本にパートナーはいるの?」と聞かれたので、「日本で特定の恋人は作らないことにしてるんだ、なぜなら子供の前で私は常にお母さんらしくありたいから」と答えました。

すると、「なんか変なの。それじゃ君自身の人生はどこへ行っちゃったわけ?」と不思議そうな顔で言われました。思春期のあの一件から「お母さんは子供の前でセクシー(女)であってはいけないんじゃないか」という考えが、ずっと心のどこかに刷り込まれてしまっていたんですね。

文化の違いに目が覚めました。「お母さん」に対する偏見を、私も知らず知らずのうちにインプットされていたんですよね。