フェミニズムは女性だけのものじゃない。「みんなが平等のチャンスと権利を持つ」ということ

平等と私

フェミニズムの思想は男女平等 By Noémi Macavei-Katócz

最近「フェミニズム」という言葉そのものや、関連した記事をよく目にするようになりました。女性軽視とか女性差別って言葉は耳馴染みがあるけれど、そもそもフェミニズムって何だろう(今さら聞きにくい……)って思い調べたら、自分なりに色々考えるところがあったので書いてみたいと思います。

私は仮面ライダーが大好きな少女でした。幼稚園時代には仮面ライダーの絵がプリントされたブルーの靴を買ってもらって、気に入って履いていたら「なんでゆかちゃんは男の子用の靴はいてるの~? 変なの!」と言われ……仮面ライダーの靴って女の子は履いちゃいけないのかな? と、とても疑問に思いました。当時の女の子はみんなピンク色の女の子向けのキャラクターがプリントされた靴を履いていたんですよね。私はそもそもピンク色もそのキャラクターも、好きじゃなかったんです。

先日、ネットニュースで「デート代を男性がおごる・もしくは多めに払うは不平等」という記事を読みました。それは、高収入の女性もいるのに「男が女におごる・多めに払うのはおかしい」というもの。ヘアメイクやファッションなどに、何かとお金がかかる女性からすると、ご馳走してもらえるのは嬉しいけれど。日本では男性の方が平均年収が高いと言うけれど。それでも男は多めに払わなきゃいけないというような風習(決めつけ)は、男性にとってとても生きづらさを感じること。まさに男女不平等ですよね。

他にも調べていてちょっと興味を持ったのが、「フリーニップル運動」というもの。女性が男性同様に上半身を露出する権利を訴える運動らしいのですが、事の発端は「乳首は性器ではない。どうして女だけが、乳首を隠さなければならないのか?」との疑問を持つ女性が現れたからだそう。私は毎年、夏場に透け乳首してる男性をお見掛けすると、インナーとか着ないのかなぁと密かに思ってます。そんな私のような人たちによる「フリーニップル禁止運動」(男性が乳首を晒してるのは不適切だ)なんて考えもあるんじゃないかと思ったりします。

はたして乳首は性器なのか? これに関しては分かりかねますが、アダルトグッズ業界にいて乳首のグッズもたくさん販売しているので、すっかり性感帯という認識でおりました。ちなみにこの乳首のグッズも「女性向けでしょ?」と決めつけている方が多いのですが(これも見ようによっては偏見ですよね)、実際のユーザーは男女両方いますし、むしろ男性のユーザーの方が多いです。

外見・内面・価値観・生き方・経済状況などは人それぞれ。生きづらさ・不公平を感じるツボ・平等の定義も十人十色ですから、女だからこう、男だからこうみたいに、先入観で物事を勝手に決めつけちゃうのが「男女不平等」なんじゃないでしょうか。