フラれ上手になることはセックスへの近道

 LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をAMでご紹介させて頂けることになりました!
今回は、キャシーさんの「セックス・アンド・ザ・キャシー」の記事です。

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キャシー


「ハッテン場に初めて行ってみようと思うんだけど、何かアドバイスない?」

 一回り年下の友達がついにハッテン場に行く年になったのかと感動しつつ、ご無沙汰な自分から何をアドバイスすればいいのかと焦ってしまった。
性感染症予防にコンドームとローション。水虫予防にサンダル。水分補給と栄養補給のためにコンビニに寄って準備万端。そんな堅実なアドバイスばかり並べていたら、向こうは呆れていた。

「そういうのもいいけどさ。もっとこう、ハッテン場でセックスにありつけるアドバイスとかってないの?」

 いつだったか、自分もゲイの先輩にこの質問をしたことがある。
初めて足を踏み入れたハッテン場はまるで異世界で、何もかもがカルチャーショックだった。どうやってアプローチすればいいのか。声をかけられたらどうするのか。右も左もわからずに一人うろたえていた。

 タイプの人を見つけて勇気を振り絞って声をかけてみると、相手は冷静に自分を見回して、さらりと「ごめんなさい」と言って歩き去った。面と向かってフラれたのだ。そんな風に拒絶されたことなんてなかったので、落ち込んでそのままハッテン場を後にした。

 そのことをゲイの先輩に相談すると、こんなアドバイスをもらった。

「ハッテン場ではフって、フラれて、またフラれて、それを繰り返してセックスにありつくんだよ。悲しんでる暇なんてあったら、次の人にアプローチすればいい。数分もすれば、フラれたことなんて忘れてるさ」

 そんなことを言われたって、拒絶されるかもしれないと思うととたんに臆病になってしまう。
自分の写メを送ってシカトされると自分の見た目がダメだったのかと悩んだ。セックスした後に向こうからの連絡が途絶えると、何かまずいことをしたのかと自分を責めた。
数分で忘れるどころか、ずっと引きずってしまっていた。他の人にどう思われるのかばかり気になって、自分自身がどんどん萎んでいった。