思春期にモテなかったヤリチンとの違い

アル:Cくんは女性にリスペクトがあると思う。絶対に女の悪口を言わないし、女を穴扱いしないから「何人とヤった」と数を自慢したりもしない。
それが思春期にモテなかったヤリチンとの違いだと思う。Cくんは物心ついた頃からモテてきたでしょ?

C:まあそうですね。小学校の時からよく告られてました。

アル:ヤリチンって思春期に非モテコンプレックスをこじらせた人が多いでしょ?根っこに「自分を相手にしなかった女への復讐心=ミソジニー(女性嫌悪)」があるから、女をモノ扱いして平気で傷つける。

 あと思春期に「モテない自分は負け組だ」ってルサンチマン(妬み)をこじらせたから、「大勢の女とヤれる俺ってスゲー!」と自慢したがるんだよね。結局、男社会の競争に勝ちたいだけっていう。

C:そういう憎しみとかは全然わからないですね。昔から女友達も多かったし、今もセックスとか関係なく普通に遊びに行く女友達もいっぱいいるし。

アル:女を憎んで見下してるヤリチンは、女と対等な人間関係を築けないと思うよ。

C:あと数を自慢したがる男も多いけど、正直僕は「セックスできるなんて別に大したことじゃないだろ?」と思ってて。わざわざ騙してヤるとか、カッコ悪いと思うんですよ。

アル:そのカッコ悪さに気づいてないのが、バカチンの痛々しさだと思う。周りに軽蔑されているのに、自分はスゴイと思ってるっていう。

C:僕は本当にカッコいい人を知ってるんで。たとえば知り合いの社長さんは、家族も大切にするし、愛人も大切にするんですよ。奥さんも「まぁ仕方ないわね」と浮気を公認していて、そういう器のでかい人を選んでるんです。で、愛人と別れた後も恨まれてない。
その人は社員も大切にするから、みんなに尊敬されて慕われていて…やっぱそういう人がカッコいいと思う。

アル:フランスのミッテラン元大統領は、お葬式に大勢の愛人たちが死を悼んで参列したらしいよ。愛人に不義理して暴露される日本の政治家と大違いだなと。 

C:ミッテラン大統領はヤリチン界の界王*ですね!
(*漫画『ドラゴンボール』に出てくる、全宇宙の頂点に立つ存在。)

アル:神を越えた存在(笑)。究極の愛されるヤリチンだよね。