「どんな身体でもエロいし、エロを楽しんでいい」女友達からまさかの誘い

先日、夫から「高円寺で大入袋舞とかと飲んでるから顔出さない?」という誘いがありました。大入袋舞というのは宴会系昭和歌謡パフォーマーという肩書で活躍している女性で、元グラビアアイドルとして活躍していた経歴があり、アラフォーとなった今でもめちゃかわいいのだけど、とにかく酒が好きで酒癖が悪い。

酒癖は悪いものの、陽キャなので飲んでいて楽しく、久しぶりに会いたいなーと高円寺の居酒屋で合流をしたところ、昼間っから女芸人たちがさんざん酒を飲んでトークするというイベントの打ち上げだったようで、そこにいる全員がすっかりベロベロで、シラフのわたしはまるでついていけない。

特に大入袋舞さんは、一段酔い方がひどくて「わたし! いま! セラピストをやっていて! その中でも! ブラジリアンワックスが大好きな! パイパン職人なんです!」と大声で吠えている。我々のテーブルの後ろのカウンター席には、若めの男性ふたり、女性ひとりがしっぽりと飲んでいて、パイパンパイパン言うたびに、こちらのテーブルにチラチラと視線を向けて何やらひそひそと話している。

「さすがは高円寺、芸人さんがふつうに飲んでる~!」と思ってくれればいいけれども、「高円寺だからってまったくフリーじゃねーんだよ」と怒っている可能性もあってヒヤヒヤしていたものの、勢い余った大入袋舞さんが「ねー! パイパン興味あります!?」と話しかけ、女性のほうが「わたしは処理済みです。彼氏にも勧めてます」というようなことを返してくださって、事なきを得たのだけれども、一難去ってまた一難。大入袋舞がその矛先をわたしに向けてきたのです。