日常の姿勢を見直すのも骨盤底筋を鍛える第一歩

このような筋トレをこまめにとり入れていくことも大切ですが、日常の姿勢を見直すことも忘れないで欲しいと関口先生は話します。

◆関口先生の解説

「姿勢が悪いと、内臓の重みが、ダイレクトに骨盤底にかかるため、骨盤底に余計な負担をかけてしまうのです。 またしっかりと腹式呼吸ができなくなるため、骨盤底筋と連動して動く腹横筋の動きが悪くなり、長い目で見ると骨盤底筋が弱くなる原因になります。

先に述べたトレーニングをするのはもちろんですが、普段の姿勢を見直すのも骨盤底筋を鍛える第一歩。立っているときも、座っているときも正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

なお、イスに座るときは、お尻の肉を内側に引き寄せるように締めながら腰掛け、おなかに力を入れ、猫背にならないよう背すじを伸ばします。お尻に力を入れ、両ひざが開きすぎないようにしましょう」

下半身をダイナミックに動かす運動が効果的

また、スクワットなど下半身を中心に鍛える運動を加えるのも有効だとか。

◆関口先生の解説

「膣のしまりをよくする運動としてはスクワットなど、屈伸で下半身に圧力をかける運動が有名です。これらの下半身をダイナミックに動かす運動は、膣や肛門の周囲筋を鍛え、血行を促進し、締まりやすい体に導きます。スクワットで太ももやヒップ周囲の大きな筋肉を鍛えつつ、膣トレで小さな筋肉を鍛えて、より締まった膣を目指していきましょう」