デリケートゾーンの過剰なケアに注意!/婦人科医の警告

第16回 デリケートゾーンのお手入れ、やり過ぎ禁止!

デリケートゾーンの脱毛は注意が必要!?

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
AleksandraGabriela


 陰部や乳首などのデリケートゾーンは、以前は秘めたるところだったのに、今は見せることを前提にお手入れに励んでいる人も多いわね。

 例えばVIOゾーン。この部分の脱毛を希望している人が最近は多いですね。
VIOゾーンのVはビキニライン、Iは外陰部の両サイド、Oは肛門まわりのこと。

 このVIOゾーンの毛もそうですが、そもそも私たちの身体に「ムダな毛」はありません。毛は必要だから生えてくるのです。
陰毛は外陰部を保温したり、衝撃から外陰部を守ったり、雑菌を入りにくくする役割があります。鼻毛は雑菌が体内に侵入するのを防いだり、鼻内部を適度な湿度に保って乾燥を防ぐ役割があるのです。

 しかし見た目を考慮すれば、目に触れやすい鼻毛やワキ毛は処理したいし、現代ではそれが身だしなみのひとつとして求められていますよね。でも、普段から人目にさらすことのない陰部(VIOゾーン)の脱毛は、少しやり過ぎという気もします。医師としては、下着から少しはみ出す部分をカットするだけで充分だと思います。

 脱毛方法は様々ありますが、カミソリとレーザー脱毛なら、レーザー脱毛がおすすめです。
やり方にもよりますが、カミソリで肌の表面を覆う角質を削り過ぎてしまうと、肌にダメージを与え、肌荒れや湿疹の原因になることがあります。また切れ味の悪いカミソリを使えば、肌が傷つくばかりか雑菌に感染しやすくなります。

 一方、レーザー脱毛は、レーザーが毛の黒い部分だけに反応するので、キレイに脱毛できますし、カミソリより肌の負担が少なくて済みます。なお、いずれの脱毛も、月経前や月経中は肌がデリケートになるので控えましょうね。