朝まで5回のセックスを楽しめるか?「元気棒」は若者の特権/中川淳一郎

それなりに長く生きてきたが、もう若い頃の人生をもう一度やりたいとはまったく思わない。何しろ仕事が大変だったし、屈辱的な思いをすることも多いし、見下されまくる。死に近づいている今の方が人生としては圧倒的に良い。大きな事故にも遭わず、詐欺にも遭わずここまで来られた。どれだけ今の人生に満足しているか。しかし、若さの唯一良い点は、「チンコが元気」ということである。

20代後半までとにかくチンコは「元気棒」であった。それを過ぎてある程度の年齢に行くと、どれだけ魅力的な女性を前にしてもなかなか元気になってくれない。「お酒飲んだからね~。そういう人、何人もいたよー」と彼女は優しく言ってくれる。

だが、彼女が口でしゃぶってくれてようやくムクムクと屹立し、そのチャンスを逃すな! とばかりに挿入をし、秘密の小部屋内のニュルニュル状況でようやく元気棒になってくれるのである。

今回は、ニノミヤとしての回顧録である。基本的には「どうしてこうなった……」という嘆きが強いと思ってください。僕自身の間男活動が開始した20代の頃は、ひたすら性欲が旺盛な女性が僕を誘ってきた。

その場合、会った瞬間に勃起をし、ホテルへ行く前の居酒屋でも勃起をし、会計の時はそれが収まるがラブホテルが近付くと再び勃起をした。室内に入ると完全に勃起状態は98%ほどになっており、「あら、もうこんなに硬くなってて」と苦笑されたものである。

一晩で9回はヤッていたあの頃

当時は年上の女性が相手であることが多かったため、彼女達の同世代と比べたら元気棒っぷりが激しかったのだろう。そこからは互いに獣のごとく挿入行為を続ける。一旦射精をしても、5分もすれば復活するため、そこで彼女達は僕の棒をしゃぶってきて、「もう一回入れてー!」と言い、2時間の「休憩」の間に4回はセックスをした。毎度フロントには「コンドームあと2個ください!」と電話をすることとなった。

朝まで泊まる時は一晩で9回はヤッた。それだけアソコが元気だったし、隣に裸の女性がいるだけで大興奮し、なんとしても再度の行為に至らなくては……といった感覚になっていったのである。

だが、30代後半以降はすっかりこのようなことはなくなった。だからこそ、若い男はその時に散々エロをすべきだし、エロ好きな女性は20代の勃起力満点男がいたら、そいつとヤりまくってもいい。

恐らくそれはその何年間かの甘美なる淫乱エピソードとなり、自分が年を取った後、良き思い出となるかもしれない。もちろん、自分の性欲を満たすことしか考えない男などもってのほかだが、あなたのことを考えたうえで、何度も求めてくる男であれば、それは「アリ」だといえよう。