昔はパイパンがめずらしかった!?「10年後のセックスの常識」を大予想!

パイパンがめずらしかった時代

菊池美佳子 セックス パイパン 剃毛 未来 性的 価値観 変化

 3月に入りました。3月といえば、私事で恐縮ですが、筆者のMy Birthdayでございます(因みに17日。プレゼントの宛先はAM編集部まで。住所は東京都渋谷区……というのはアメリケンジョークで!)。来週末にはとうとう40の大台に乗る筆者。「40の大台」と書きましたが、20代のお嬢さん方にとっては、おそらく30歳が大台なのでしょう。

 良い節目ということで、30歳だった10年前を振り返ってみたのですが、10年前といまでは、世間の「陰毛」に対する価値観が真逆になったことに気付きました。というわけで、3月1発目のテーマは「陰毛」です。よろしくお付き合いくださいませ。

 10年前の筆者は、世田谷区内にそそり勃つ……じゃなくてそびえ立つ某・高級マンションのフロントにて、コンシェルジュの仕事に従事していました。キャビンアテンダントのような制服を着て、「お帰りなさいませ、○○様」「○○様、お迎えのタクシーが参りました」などの業務をこなしていた頃は、まさか10年後の自分がAMでSEXコラムを書いているとは思いもせず……って話よりも! 
 
 この職場で受けたパワハラが原因と思しき、胃腸炎を発症した筆者。胃腸炎は、それまでも何度か経験していたため、「ああ、この症状は胃腸炎だ」とドンピシャで自覚したのですが、筆者を診察した胃腸科医がよほどのヤブだったのか、「こんなにも腹が痛むとは、婦人科系の病気に違いない!」と、婦人科へ回されまして。紆余曲折を経て、パンツを脱ぎ視診されることになったのですが、婦人科医の第一声はナント!
「陰毛を全除去しているようですが……?」
婦人科医の率直な問いに対し、イチオウ「水着を着るときのために処理しています」と答えましたが、これっていまどきの婦人科じゃありえないやりとりですよね。
 
 何が言いたいのかと申しますと、患者の股を見慣れているであろう婦人科医にとっても、パイパンは相当お珍しかったご時世というわけです。銭湯や温泉に行っても、オバアチャン世代はおろか、同年代からも奇異の目で見られることがしょっちゅうでした。女友達にパイパンの話をしても、「銭湯や温泉で恥ずかしくないのか?」と、首を傾げられた記憶があります。
 
 それがいまでは、パイパンはちっとも恥ずかしくない時代です。銭湯や温泉に行っても、奇異の目で見られることは皆無! それどころか、エステ業界やブラジリアンワックス業界の企業努力もあり、むしろ「パイパン=婦女子にとって当たり前のボディケア」と、その地位は格上げされつつあります。