男性がセックス中にあえぎ声を出さない理由と、女性が声の大きな男性を求める心理

【女性が恋愛で不安になるのは優先順位が高いから!では男性が不安になることは?】の校了時、久々に担当編集I嬢の名言が飛び出しました。

「男性って、自分のセックステクニックにすごくこだわりますよね」
「しかも自分のセックステクニックに不安や自信がなくても、誰にも相談しないっていう……あれって何なのでしょうか?」……。

 というわけで今週は担当編集I嬢の素朴な疑問……、「なぜ男性は誰にも相談しないのか?」に迫ります。よろしくお付き合いくださいませ。

男性が誰にも相談しない理由

菊池美佳子 男を甘やかすな Areola Grande.

「なぜ男性は誰にも相談しないのか?」を考える前に! 「誰にも相談しない男性」の対義語は「誰かに相談する女性」ですよね。我々女性は、セックスに限らず、何らかの問題が勃発すると、とりあえず誰かに相談をします。

 一般的には、女子会と呼ばれる場で談義されることが多いのでしょう。もしくは、街の占い館のような場所へ駆け込むこともあるでしょう。母親や姉妹に相談するという選択肢もありますね。筆者も、急性アルコール中毒でぶっ倒れ、救急車で運ばれた際に、スカートがめくれ、ノーパンがバレてしまった時は、ソッコーで母親に相談したものです。

 女性にとって「誰かに相談すること」は、ごく自然な行為といえます。筆者が思うに、女性の身体には妊娠・出産という機能が備わっていることが関係しているのでしょう。妊娠中も出産も、子育ても、誰かの「手助け」が必要です。一人で抱え込まず、誰かに相談し助けを求めても良いという感覚が、女性の初期設定に組み込まれているのかもしれませんね。

 一方で男性は、基本的には相談をしない生き物です。これはセックステクニックに限ったことではありません。テレ朝の木9ドラマ『就活家族』にも、TBSの火10ドラマ『カルテット』にも、家族に相談することなく仕事を辞め、仕事を辞めたことも家族に話せない男性が登場しました。

 多くの男性にとって「相談」は、「カッコ悪い行為」なのでしょう。なぜなら、相談事がある=うまくいっていない自身の現状を認めることになるので。急性アルコール中毒でぶっ倒れ、救急車で運ばれた際に、ズボンがずり下がり、フルチンを見られたとしても、男子会でも、街の占い館でも、父親や兄弟にも相談できないのでしょう。

 相談事……つまり「カッコ悪い行為」は内に秘めるのが男性という生き物と仮定します。そう思うと、男性がセックスでほとんど喘ぎ声を出さない事実も納得できますよね。手コキやフェラチオやピストン運動のさいちゅうに「ぬおぉ……」など喘ぎ声をあげることは、女性のテクニック及び膣圧に屈服している事実を認めることになりますから。屈服は、言うまでもなく「カッコ悪い」に該当します。感じている自分を認めたくない、強がりかもしれません。