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  • 2017.03.20

男性がセックス中にあえぎ声を出さない理由と、女性が声の大きな男性を求める心理

「喘ぎ声を出す、反応の良い男性に出会うと、女性は嬉しくなる」―AM読者の女性の皆さん、心当たりはありますでしょうか?今回は分かり合えそうで分り合えない?男女の違いを菊池さんと共に探求してみましょう。

【女性が恋愛で不安になるのは優先順位が高いから!では男性が不安になることは?】の校了時、久々に担当編集I嬢の名言が飛び出しました。

「男性って、自分のセックステクニックにすごくこだわりますよね」
「しかも自分のセックステクニックに不安や自信がなくても、誰にも相談しないっていう……あれって何なのでしょうか?」……。

 というわけで今週は担当編集I嬢の素朴な疑問……、「なぜ男性は誰にも相談しないのか?」に迫ります。よろしくお付き合いくださいませ。

男性が誰にも相談しない理由

菊池美佳子 男を甘やかすな
by Areola Grande.

「なぜ男性は誰にも相談しないのか?」を考える前に! 「誰にも相談しない男性」の対義語は「誰かに相談する女性」ですよね。我々女性は、セックスに限らず、何らかの問題が勃発すると、とりあえず誰かに相談をします。

 一般的には、女子会と呼ばれる場で談義されることが多いのでしょう。もしくは、街の占い館のような場所へ駆け込むこともあるでしょう。母親や姉妹に相談するという選択肢もありますね。筆者も、急性アルコール中毒でぶっ倒れ、救急車で運ばれた際に、スカートがめくれ、ノーパンがバレてしまった時は、ソッコーで母親に相談したものです。

 女性にとって「誰かに相談すること」は、ごく自然な行為といえます。筆者が思うに、女性の身体には妊娠・出産という機能が備わっていることが関係しているのでしょう。妊娠中も出産も、子育ても、誰かの「手助け」が必要です。一人で抱え込まず、誰かに相談し助けを求めても良いという感覚が、女性の初期設定に組み込まれているのかもしれませんね。

 一方で男性は、基本的には相談をしない生き物です。これはセックステクニックに限ったことではありません。テレ朝の木9ドラマ『就活家族』にも、TBSの火10ドラマ『カルテット』にも、家族に相談することなく仕事を辞め、仕事を辞めたことも家族に話せない男性が登場しました。

 多くの男性にとって「相談」は、「カッコ悪い行為」なのでしょう。なぜなら、相談事がある=うまくいっていない自身の現状を認めることになるので。急性アルコール中毒でぶっ倒れ、救急車で運ばれた際に、ズボンがずり下がり、フルチンを見られたとしても、男子会でも、街の占い館でも、父親や兄弟にも相談できないのでしょう。

 相談事……つまり「カッコ悪い行為」は内に秘めるのが男性という生き物と仮定します。そう思うと、男性がセックスでほとんど喘ぎ声を出さない事実も納得できますよね。手コキやフェラチオやピストン運動のさいちゅうに「ぬおぉ……」など喘ぎ声をあげることは、女性のテクニック及び膣圧に屈服している事実を認めることになりますから。屈服は、言うまでもなく「カッコ悪い」に該当します。感じている自分を認めたくない、強がりかもしれません。

声が大きい男性に抱くイメージ

 理由は何であれ、「男性という生き物は、女性ほど喘ぎ声を出さない」、これは周知の事実です。当たり前過ぎて、男性に対して「もっと喘ぎ声を出して頂きたい!」と求める女性は、ほとんど存在しません。

 だからこそ、ごく稀に反応の良い男性に出会うと、嬉しくなったりするものです。喘ぎ声を出す、反応の良い男性を見分ける方法があったら便利かもしれませんね。そんな方法はないですけど(笑)。「喘ぎ声を出す男性を見分ける方法」はないですが、間違えがちなのが、「普段の声が大きい=反応が良いかもしれない」という希望的観測です。

「普段の声が大きいからといって、喘ぎ声を出すとは限りませんよ」という前提のもとお話しますが、声が大きいといえば、なんといっても高校生です。筆者のジョギングコースには高校があり、登下校風景にしょっちゅう出くわすのですが、まぁ皆びっくりするほど声が大きい! 高校生が溜まり場とするハンバーガーショップへ行っても、凄まじい音量で喋っているわけです。そんなにも叫ぶようにして会話せずとも聞こえるじゃろ、とツッコミを入れたくなるくらい。

 自分が高校生だった頃も、同じように大声で喋っていた記憶があります。あれって、自己顕示欲の一環なのでしょうね。「私たちは青春を謳歌していますよ」「大声を出すことで周囲から注目されようとも、ちっとも恥ずかしくないですよ」といったところでしょうか。ああいった感覚は、社会人になった途端、「自己顕示欲を持つ自分はカッコ悪い」と、真逆の思考になり、大声を出すことはなくなるのですが。

 ここで言いたいのは、高校生が大声を出すことや、自己顕示欲の可否ではなく! 私たち大人にとっては、「高校生は声が大きい」という漠然としたイメージがあるという部分です。もっと言うと、小学生はもっと声が大きいし、さらに声が大きいのは赤ん坊ということになります。つまり、「声の大きさ=若さの象徴」というイメージに繋がっていくわけです。

「喘ぎ声を出す、反応の良い男性に出会うと、女性は嬉しくなる」と書きました。男性に対して、「喘ぎ声を出してほしい」「もっと反応してほしい」と求めている女性は、無意識のうちに「若い男性」に目が行くのかもしれません。逆から言うと、「若い男性」を求めている女性は、「喘ぎ声を出すこと」「反応が良いこと」を期待しているのでしょう。

 そう考えると、「好きになるのは、自分よりもうんと年下の若い男性ばかりで、年齢差のためか、なかなかうまくいかない」という女性のお悩みは、一気に解決ですね。大音量で喘ぐ、反応の良いオッサンと出会うことができたら、恋愛観・男性観は激変することでしょう。

Text/菊池美佳子

次回は <高学歴と低学歴のセックスは違う?「エリート喰い女子大生」ブームに思うこと>です。
tinderを駆使して高学歴エリートとマッチングする「エリート喰い女子大生」が話題の昨今。エリート…ではなくお金持ちの男性が好きだという菊池美佳子さんが思う「エリート特有」のセックスの特徴とは?それともたとえ低学歴であってもセックスは変わらないのでしょうか?

ライタープロフィール

菊池美佳子
文筆業・占い師。著書『着けちゃうぞ!大人の保健体育』『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』など
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