結婚はハードワークだから前後でハイにもブルーにもなるのは当然

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こんにちは、斗比主閲子です。

編集者さんからこんな話を聞きました。

入籍(結婚)した途端に現実を直視して冷めてしまった…というケースを聞きました。いわゆるマリッジブルーというものでしょうか?
届けを出しているのでそう簡単に「やーめた」はできないと思いますが、こういうとき夫婦はどうしたらいいんでしょうか?

今回は、結婚直後に気持ちが冷めてしまったときの対処を考えてみます。

マリッジハイとマリッジブルー

結婚前は急にテンションが高くなる人や、落ち込んだり憂鬱になったりする人など、色んな人がいますよね。前者はマリッジハイ、後者はマリッジブルーと呼ばれています。

言葉はありますが、どちらも科学的に証明されているものではありません。だから、マリッジハイかマリッジブルーかを判断できるプロもいません。

ただ、結婚は多くの人にとって勢いが必要になるので、結婚前後で気分の浮き沈みがあったり、自分の決断が正しいかを悩んだりしたりすることは良くあることだと思います。

実際、ライフサイクルの中で、結婚は、引っ越しや転職、親しい家族の死と同様にストレスがかかるものだとされています。そう、結婚はおめでたいものであるのと同時に、物凄く大変なものなんです!

親族の付き合い、大きな出費、この人だけと過ごす決意……

例えば、相手家族への挨拶と結婚式への招待。それまでは彼と一対一の関係であったのに、結婚に際し、彼の家族に会う機会が出るわけです。

彼とはそれなりに長い時間をかけて、結婚の摺り合わせを行ってきたかもしれませんが、彼の親族は赤の他人も同然。

そんな赤の他人といきなり仲良くなるなんて無理なもの。でも、「結婚は相手の親族とも親しくなるもの!」と信じている人は多いから、頑張って一気に親密になろうとするんですよね。当然、疲れます。

あとは、結婚に伴って大きな出費もあります。大きい人は一千万円ぐらいになるんじゃないでしょうか。

結婚式・披露宴はご祝儀で戻ってくる部分はあるにしても、指輪や新居への転居や家具の購入など、これほど大きな出費があるのは、日常生活で他に、家を買うぐらいでしょう。

そして、『この人とずっと一緒にいること = 他の人とは付き合わないこと』を決断するわけです。

結婚する前にたとえ10年間付き合ったとしても、何もなければ結婚後の生活は20年~30年と続くわけですからね。そんな長い先のことを決めなければならない。

他にも難しい判断をたくさん迫られます。普通の生活ではなかなか遭遇しないものばかりです。そんな決断の連続を目の前にするときや、決断の連続をしたあとで、「そもそも結婚をしてもいいの?」と考えるのは、ごく自然なことだと思いませんか?