光も闇も等しく素晴らしい

光と闇というのは一般的には光の方が良いと思われていますが、そうではありません。眩しい光だけの世界は文字通り目が眩みますし、目が疲れますし、かえって何も見えません。
闇は目に優しく、心を落ち着け、癒す力があります。
闇があるから光が輝き、光があるから闇のありがたみがわかるのです。
要はバランスで、ユーミンもみゆきさんもそのバランスが絶妙だから愛され続けているのだと思います。

光と闇は私達の生き方にも関わってきます。
ポジティブ=光
ネガテイブ=闇
と考えてみましょう。

私はポジティブシンキングというのが苦手です。
常に良いように考えるというのは、人間の生理を無視した考えです。
人間は誰しも心に闇や嫌な部分を抱えています。
それを前面に出せとは言いませんが、ポジティブシンキングはそれを無いものとして扱います。
そこが苦手なところです。
また、ポジティブシンキングの人は元気の押し売りをする傾向があるので、その点も正直ウザイし、薄っぺらい感じがして一緒にいて辛いです。
だからと言ってネガテイブシンキングが好きという訳でもありません。
ネガテイブな考え方だと人生が辛いし、何より面白くありません。
暗い考え方ばかりの人もウザイし、薄っぺらい人だなと思うのです。
要はバランスです。