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人付き合いレベルを左右する?自分の立場に応じた「慇懃」な言葉遣い

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 「慇懃無礼」という言葉を辞書で調べると、言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼である様子とか、あまりに丁寧すぎるとかえって嫌味で誠意が感じられなくなる状態、なんて書いてあって、良い意味で使われることはありません。
「無礼」なので、当たり前と言えば当たり前ですね。

  でも私はあまり嫌な感じには捉えていません。
「無礼」は経験を重ねて「礼」を知れば直りますが、綺麗で丁寧な言葉遣いは身につけるのにとても時間がかかるからです。

 私は若い頃からたまに「慇懃無礼だ」とか「腰は低いが頭は高い」、などと年上のオネエさんにたしなめられたことがあります。
たしかに若い時は私もアホでしたので、根拠の無い自信で尊大な態度になってしまったことがありました。
そのくせ言葉遣いは敬語や丁寧語でしたので(教育水準が高かったからですの)、結果として「慇懃無礼」だったことがありました。
意図しない「慇懃無礼」はやっぱりちょっとみっともないなと思うのです。

 今は身の程を知り、意味もなく尊大になることはほとんどありませんが、嫌なお客様、はっきりと拒絶をしたい相手、察して欲しい後輩などには敢えて「慇懃無礼」を使ったりもします。
だって、その方が感情のままに怒るよりも、よりおっかないですし、言葉が丁寧だと理路整然としているので、より伝わります。 自分がされた場合も、頭ごなしに怒鳴られるより、「はいはい、たしかにそうですね」と思えるので、むしろありがたいのです。

言葉選びで周囲の環境が整う

 特に仕事中に感情のまま怒ったり、同僚や後輩を叱ったりするのは私にはできません。
周囲から自分の品性が疑われるからです。
周囲からどう思われようと「私は私だ」という人はそれで良いのですが、周りの協力無しで出来る仕事は一つもありません。

 感情をいったん抑えて丁寧な言葉遣いをすることは、自分を押し殺すことではなく、自分のしたいことをよりやり易くするための環境を整える、ということです。
 
 周りに良い人を呼び寄せたいのなら、まずは言葉遣いに注意を払うべきだと私は思っています。
「慇懃無礼」はたまにしか使わないほうが良いですが、「慇懃」な言葉遣いはどんどんしていくべきだと思います。
良縁を呼ぶからです。

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