弱さを覆いストーリーを身につける、私のためのコスメティックパワー

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厚化粧の年増女(装)なんてご意見、私もよくいただくんですが、意に介さず、相変わらずの厚化粧です。ふふふ。 そういえば女装のイベントは厚化粧の大年増しか居ませんわね。
年末恒例の女装紅白歌合戦なんかは特に。
厚化粧の効能か、女装は息がとても長いのです。

化粧は男に見せるためのものだけではありません。
他の人は知りませんが、私は私のために化粧をしています。

もともと美人(自称)なので、そんなに凄いことをしているわけではありません。
眉を潰して、ベースメイクをして、目・口の輪郭を強調し、思い通りの眉毛を描きます。
チークやシャドウ、ルージュで華やかさや陰を作ります。
最後につけ睫毛をつけて出来上がりです。

とても簡単でしょ。
当日の衣装にあわせて、ウィッグと化粧の感じを変えたり、アイシャドウの色を季節に合わせて変えたり、化粧って本当に楽しいのです。

不器用でも化粧はできる

私は美術の成績は2でしたし、絵心もない人間です。
技術家庭科も2だったので、不器用に分類されます。
そのせいか化粧も昔から粗いって言われています。
「疾走感を大事にしている!」とか「抽象画っぽい感じ!」とか「味のうち!」なんて言 って誤魔化していますが、やっていて、たまに我ながら雑だなと思うこともあります。
それでもなんとか成立しています。

それは洋服に着こなし、ウィッグや帽子にも被りこなし、という言葉があるように、化粧にもこなし方があるからです。
私は化粧そのものは上手ではないかもしれませんが、このこなしには自信があります。
化粧をした上での魅力的な表情の作り方や顔の筋肉の動かし方には自分で言うのもなんですが、相当自信を持っています。