妊娠と私に関する悲しい話。若い時の自分とパートナーに思うこと

草原を歩く女性の画像 By Sergiu Vălenaș

こんにちは、ワイルドワン広報部のYukaです。

前回は「仕事と私」について書かせて頂きましたが、今回は「妊娠と私」について書きたいと思います。

妊娠……一人の人間の体の中で、新しい命が作られちゃうんだからまさに神秘。スゴイ事ですよね。

私の妊娠にはちょっと悲しいお話があります。

最初の妊娠は結婚して数か月目の頃。お風呂に入っていたら、普段の生理とは明らかに様子の違う、きれいな色のサラサラな血が出てきてビックリ。

ナプキンを当てて様子を見たけど、今までの生理となんか違う気がする……。気分も悪いし不安になり病院へ行くと「切迫流産」しかかってるとのことで3週間の入院をすることに。安静にとの事でとにかくじっと寝てる毎日、点滴やらなんやらして、妊娠中に点滴とかしても良いのかなぁ? なんてぼんやり思った覚えがあります。

大きな総合病院の担当女医さんは、非常にクールで対応が業務的。ついでに癌の検査も致しましたが、ステージ〇の癌細胞が見つかりました。今は検査できないので出産したら検査してくださいと言われ、さらにどんよりした気持ちになったなぁ。

退院してお腹もすっかり大きくなってきた9カ月目に、定期検診で病院に行くと「心音が聞こえない……」と告げられ、お腹の子は亡くなっていたのです。小さな命を失ってしまったことにぜんぜん気が付いてあげられませんでした。

手術後、赤ちゃんに会いたいと言ったら見ないほうが良いと病院側に固く止められ、亡くなった我が子を抱いてあげることも一目見ることも許されず。自動的に集団埋葬致しますというお寺のインフォメーションの案内を1枚もらいました。

悲しみでいっぱいの中、言い返す気力もなく大人たちに止められ言われるがまま、受け入れるしかなかった22才の無力な私です。

術後は心にはポッカリ穴が開いてしまい、気が付けば涙がこぼれてきて。よその赤ちゃんを見かけては泣きそうになり。あの時こうしてたらこうならなかったのかな……などと自分の行い全てに後悔しては悲しむ日々が続きました。