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  • 2017.08.15

盆ジュール!お盆こそあの世のことより「生きてる意味」をかみしめよう

お盆の時期に先祖のことを考えながらお墓参りをしたり、神社で行われるお祭りに行ったり。宗教的な行事とともに「いなくなった人」に思いをはせる時期だからこそ、考えるのは今の自分が生きている理由について。死んでからのことはあとで考えればいいではないですか。今は今しかできないことをかみしめましょう。

肉乃小路ニクヨのニューレディー入門

 盆ジュール。
あ、これは毎年お盆の時期の私のご挨拶です。
皆さまお盆もご機嫌いかがでしょうか?

 古来よりお盆は、あの世に旅立たれた御魂がこの時期だけこちらに帰って来て
家族と過ごすという時期らしいですね。
盆踊りなどはお寺で開かれることも多いので、
仏教行事のような感じもしますが、
仏教って輪廻が前提で、そこから解脱を目指すというものだったはず。
死んだっていうだけで解脱できるとは思えないので、
なんかおかしいなぁ、などと昔から変なことを考えていました。
いやだ。私、特に信仰心や宗教に関心がないので、
もうこの辺にしておきますね。

 お盆とは、盛りを過ぎて少し涼しくなった夏の夜に家族が集まり
自分達のルーツを語り合う美しい風習だと思うので、
良いイベントだなと思ってるんですよ。
それに以前このAMの連載でハロウィンについて書いた時と同じく、 日本人の神仏混合だったり、あらゆるものをリスペクトして、
それをきっかけにみんなで集まってワイワイするという姿勢は嫌いじゃありません。
だって、あの世のことなんて自分が死んでみないとわからないじゃないですか。
だったら生きている人が生き易いように、
それぞれが勝手に解釈すれば良いと私は思っています。

霊が見えない、感じない女装

 ちなみに私は霊感が100%ないタイプの人です。
だからお盆の時期に何か感じたこともありません。
見ようとしたこともありません。
だって生きてない人は見えなくて良い人だから。
その割に神社仏閣やパワースポットによく行くじゃんと言われますが、
それは別に見えないものを見ようとしているわけじゃなく、
古くからのそのお寺さんや神社の智慧を学びに行っているのです。
その雰囲気作りや、居心地の良さ、佇まいを勉強しにいく感じです。

 たとえば私は会社を辞めた翌日、フリーになった初日に
金沢の近くの「白山比咩神社」に行きました。
フリー初日は気に入ったところに行って時間を過ごしたかったのです。
比咩神社は金沢からのんびり電車で田園風景を見ながら行くのも楽しいし、
最寄りの鶴来駅から小一時間歩いてたどり着くまでの街並みや景色も好きです。
近くには手取川という綺麗で勢いのある川が流れていて、
遠くに見える山々や初夏の新緑も美しいです。
比咩神社は祀られているのが「菊理媛尊(くくりひめのみこと)」という、縁結びや和合の女神様で、
フリーでやっていくにはそういうストーリーやそれにあった佇まいを
学びたいという気持ちで参拝しました。

 一瞬、フリー初日だし、ご祈祷なども考えたのですが、
私は信仰として崇拝しているのではなく、
神様それぞれの在り方に敬意を払ったり、共感をしているだけなのです。
ご祈祷になるとその共感の関係性が崩れるし、
他のお寺や神社も行きにくくなりそうだったので、やめました。
私はミーハーな日本人の典型なので、いつも通り
「今日も来させていただいてありがとうございました。」
とだけ心の中で言って、多めのお賽銭を入れて帰りました。

お盆に生と死を見つめる

 見えないものを信仰するのは自由ですし、 でも私の場合は取り敢えずあの世に行くか、生まれ変わりがあるかはわかりませんが
その時が来るギリギリまで、沢山のことを見たり聞いたり、
知ったりして自分で考えてみたいのです。


 お盆は亡くなった人との心の距離が近くなる時期です。
悲しいかな人は普通に生きているだけだと
生のありがたみを忘れてしまいます。
たまには亡くなった先祖を思い出して、生きるってどういうことだったっけ?
ということを考えても良いのではないかと思います。

 それではお盆休暇や旅先の方は良いお休みを。
盆ボヤージュ。
ほほほ。

Text/肉乃小路ニクヨ

次回は <「かわいそうな私」は蜜の味。不幸自慢をいますぐやめたほうがいい理由>です。
ツイッターの愚痴アカウントやインスタグラムのポエム。自分から発信できる媒体でネガティブな発言ばかりしていたりしませんか?そんな愚痴に共感してくるのはそれを面白がるゲスい人たちばかり。愛してくれる人に大切にされたければ見世物はやめるべきかもしれません。

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装
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