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  • 2017.12.05

これはデキる男だ!と素直に感心した「飲みニケーション」の心得

宴席での暴力問題が話題となった相撲界ですが、これから年末年始の宴会シーズンに突入する私たちにとっても大事なことを気づかされたのではないでしょうか。今回ニクヨさんが注目したのは、「宴席マネジメント」。飲み会の席で、自分のホスピタリティーとマネジメント力がどれほど通用するか、今一度自分の振る舞いを確認してみて下さい。

飲食している人たち
by Helena Lopes

 大相撲の横綱が起こした暴力事件がずーっとニュースで流れていましたね。
私は相撲の世界には全く詳しくないし、モンゴルの方の文化にも疎いので、
その点についてはへぇーって思いながらニュースを見ていますが、
私の得意分野であるお酒の席での出来事なので、
その辺りは色々と考えさせられました。

年末年始の宴会シーズンということもあり、
今日はまた恒例のお酒の席でのマナーについて考えてみたいと思います。

 今まで私はお酒の席について、日本では無礼講という建前があるけども、
本当の無礼講なんてないんだよということや、お酒は感情の増幅作用があるから
そこを考慮してコミュニケーションを取りましょうということを言っていました。
どちらかというと下の立場の人向けのアドバイスをしてきました。
AM読者は20代、30代の方が多いのでそれでいいかと思っていたのですが、
今回の横綱の騒動を踏まえて、酒の席で気をつけなければならないのはむしろ、
上の立場にある人間だ
ということに気が付きました。

上の立場の方が試される度量


 AM読者にも部下と飲む機会、後輩と飲む機会というのがあると思います。
そういった上下関係において上の立場にいる時のお酒の飲み方には、その人の人間性が出ます。
威張る人、説教をする人、暴力を振るう人、酔い潰れて部下や後輩に
介抱される人もいれば、友達のように気さくな人、率先して場を盛り上げようと気遣う人、全体の飲み物や食べ物が行き渡っているかチェックする人、
あらゆるタイプの人を見てきました。
先週、正解は一つではないということを書いたので、
色々なやり方があって良いと思いますが、先日いらっしゃったお客様で
これはデキル男だ!と非常に感心したお客様がいたので、参考までに
書いておきます。

 その方は部下の女性のリクエストでご来店いただきました。
お酒を飲むペースは無茶な飲み方ではないけれども、周りと同じかそれよりちょっと
早いペースで飲んで、周りの人が次の注文をするのに遠慮をさせない配慮を感じました。
周囲の人の注文も適切なタイミングで気にかけて、一緒に飲んでいる私達のグラスの
状況まで目を配ってくださいます。
部下の方々の仕事の悩みや不満をにこやかに穏やかに聞いて、
的確な分析とアドバイスをして、誤解があればそれを解いていました。
お酒が強くない部下には温かいソフトドリンクを勧め、帰り時間を気にし始めた
部下がいたらすぐに帰らせていました。お支払いもスマートに済ませて、
お帰りの際には女性の部下を先にタクシーに乗せて帰らせていました。

宴席マネジメントは仕事に通じる


 目配り、気配りがとても心地良く、こんな上司の為ならば
もう一働き頑張って尽くしたいなと思うのだろうと思いました。
お酒に強い、弱いやキャラクターもあると思うのですが、
大事なのは上の立場でもお酒の席は自分のホスピタリティーとマネジメント力が
試される場所だ
ということを忘れないことです。
日頃の労を労い、気分良くもう一働きしてもらうための席という意識があると
その後の関係も円滑に進むと思います。

 同様の気配りは日常の仕事にも通じるところがあります。
今後AIやロボットに出来ない仕事は繊細な目配りや気遣い、配慮に関することに
集約されていくと思います。宴席もそういった気配りのトレーニングの場です。
上の立場で参加する時も、下の立場で参加する時もそういった意識を持って、
デキル人のやり方を研究しながら、楽しんで学んでいきましょう。

 ニュースで流れる飲みニケーションの世代間ギャップについて、
上の世代の人がもっとしたいと思っているのに対して、若い世代は
したくないと思っているのは、若者のコミュニケーション能力の低下だけではなく、
上の世代、上の立場の人の飲み方にも原因があるのではないかということに、
今回の騒動を機に考えるようになりました。
人の振り見て我が振り直せ。
そんな気持ちを忘れない謙虚なレディーでありたい私です。
ほほほ。

Text/肉乃小路ニクヨ

次回は<やめよう、ブス飲み!お酒に少しお金を使えば出会いと気づきを発見できる>です。
年末年始に周りから取り残されたような少しさみしい気持ちになるときは、行ったことのないバーで知らない人と話してみませんか?そこにあるのは大人の世界。お酒の飲み方を知り、新しい出会いに胸をときめかせたいです。

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装
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