ヤってるアピールには2種類ある

まず「あなたの彼とヤってますけどアピール」は、大きく2パターンに分かれるのではないかと思います。「自分が一番である」と認識している場合と、「自分はあくまでも一番ではない(遊び・二番目・セフレ)」と考えている場合

自分が一番パターン

前者であれば、ライバル女性に対しての「あなたは一番じゃないですよ?」という、警告や忠告としてのアクションです。

そもそも、一番であるかないかって、〈妻〉〈一緒に住んでいる〉〈周囲に公認されている〉といったふうに社会的な立場を根拠にする場合と、〈わたしのほうが愛されている〉という感情を根拠にする場合がありますよね。感情を根拠にするからには、それなりに信じるにたるものがあるはず。たとえば「彼女への愛は冷めきっていて、本当に愛しているのは君なんだ」とか「子供が大きくなったら離婚するから、そうしたら一緒になろう」というような男性の言葉を信じていたりだとか。

何にせよ、彼の本当の一番は私なのだから、本命だと勘違いしているライバル女性には「あなた、勘違いしてるかもしれないけど違いますよ? 彼の本当の一番はわたしなんですよ?」と知らしめなくてはならない……ということでしょうか。

自分は二番手パターン

次は「自分は一番ではない(遊び・二番目・セフレ)」と認識している場合。この場合はさらに二通りに分化すると思います。

一番になりたいパターン

ひとつは、今の自分は一番ではないけれど、相手の一番になりたいと思っている場合。「彼女と別れてわたしと付き合ってほしい」とか、「妻と別れてわたしと再婚して」と望んでいる場合です。

一番になるために必要なことといえば、目の上のタンコブを排除すること。現時点で一番とされている相手を脱落させることが出来れば、一番に上がれる!そのための突撃。

これは間違ってはいないけれど、正しくもない。お悩み相談のクソ定番に「彼女と別れたのに、わたしを本命にしてくれないのはなぜですか」っていうのがありますけど、恋愛って相対評価ではなく、絶対評価ですよね。
「この人は、恋人にはいいけど結婚はちょっと」とか「セフレ以上は考えられない」とか、適材適所。ですから、一番を蹴散らしたところで、自分が望む一番に上がれるとは限りません。

まぁ、上手く邪魔者を排除したあげく、上がれる可能性もないわけではないし、そのままくすぶっていても事態は変わらない。だから、「一番になりたいのになれない」っていう不満を抱えたまましんどく生きている人は、自爆したほうが前向きかもしれません。
彼が手に入れば万々歳で、もしダメだった場合でも、時間を無駄にする恋愛は終わります(ただし既婚者に向かってこれをやると、妻を怒らせて慰謝料取られる可能性もありますが)。