二番手でいいパターン

もうひとつのパターンとしては「自分はあくまでも一番ではない(遊び・セフレ・愛人)」と考えていて、さらに、彼の一番になりたいわけでもないのに、自爆テロを起こす場合です。これが一番不可思議です。いったい何が欲しくて、何を求めてするのでしょう。

ちょっとざっと考えてみました。

「男の浮気に気がつかず幸せそうに堂々としている、相手の女にイラつく」
「自分をおざなりにして幸せを掴もうとしている男がムカつく」
「自分の存在がないことにされているのが許せない」
「むしゃくしゃしたからやった。誰でもよかった」

こんなところでしょうか。

不幸だからって人に不幸のおすそ分けをしなくても……と思うのは満ちたりている人の少々奢った考え方で、不幸な時には全員不幸になってしまえって思いますよね。だって自分だけが不幸なのって、理不尽だし悔しいし悲しい。

でも、ちょっと待って! 理不尽だの悔しいだの悲しいだのって原因はそもそもなんなのさ。愛してくれない人に執着しているからでしょう。

愛されないんだから諦めろ、なんていっても仕方ないですけど、愛を乞い続ける限り、どんどん卑屈になってどんどん惨めになっていくばかりだと思うのです。その結果が、自分が貰えない愛を貰っている女性に嫌がらせって、悲しくないですか。

と書いてみたものの、わたしもいざそういう立場になったら、同じことをするかもしれません。だって、その女性がよくて自分がダメな理由がわからないし、わかったとしても、それは自分がその女性に敵わない、劣っているということが明らかになるだけで、余計にしんどい。

でも思うのです。男とか女とか関係なしに、プライドだけは持っていきたいと。

Text/大泉りか

初出:2018.07.21

次回は<面白いほど男が釣れる合コンテクニック、とその代償>です。
好みの男性との出会いがない、出会いがほしいとお悩みの方に、とっておきの合コンテクニックを大泉りかさんがご紹介。大泉さんが10代後半~20代前半のころに使っていたこの合コン技は、面白いほど男が寄ってきます!しかし、その代償は……。