人生初のデートの相手は……

りったんさん(東京都)
エピソード:
 大学2年の春、バイト先で3つ年上の社員の人から人生初のデートに誘われました。
男性としては好きではなかったものの「人生初のデート」に舞い上がったわたし。その夜、酔った勢いで初キスを済ませてしまいました。でも「まだ処女は捧げちゃいかん」と理性を働かせなんとか死守。
後日、その男が別のバイトの子と何年もセフレ関係を続けていること、しかも2回も堕胎させていたことが発覚。問いつめると「だってナマが気持ちいいんだもん」と冗談っぽく返されました。
そこは冗談で言ったらダメだろうと幻滅しました。
その後も、凝りもせずに飲みやデートに誘ってきて、
「君のことは本気なんだ」
とか、
「俺は本当は子どもが欲しかったけど相手が中絶を望んでたんだ」
とか、弁解なのか口説きなのか分からないことをいろいろ言ってきました。
無理なものは無理。

堕胎させ反省しないお前など恋する資格無いに等しい(りったん)

 りったんさんには悪いですが、クズ男はこのコーナーの華ですね。

 大学生の女の子を手当たりしだい引っかけているあたりもわかりやすく最低で、なんというか、ごちそうさま。

 生でしたい男って、基本的にはずっと「生じゃないとやった気がしない」という煉獄から抜け出せないんじゃないかと思っています。なんだろう、日本の生活に慣れている人が「家の中でも靴をはいて暮らす」というスタイルに身体的違和感を覚えるのと同じ感じで。

 性教育の徹底とかコンドームの薄さの向上とか男性向けピルの開発とかでは抜本的な解決は得られないような気がしています。

 成人病対策で食生活改善プログラムがあるのと同じように「生でしなくても納得できるような体質改善プログラム」みたいなのがあってもいいんじゃないだろうか。よくわかんないけど、乳首開発とかアナル開発とかって、そういう方向で売り込んでみたらうっかり政府から予算もらえそうじゃない?

 いただいた短歌は、やや身もフタもないストレートすぎる言い方がもったいないかも。「恋する資格がない」ということを別の言いかたでいうのが、短歌の醍醐味。

中絶を繰り返させた罰として河童に玉を踏みつぶされる

 みたいな。下の句は想像力を駆使してオリジナルな罰を考えればいいと思います。「かんなで竿を短くされる」でも「来世はずっとオスのヒヨコに」でも。

 いい下の句というか罰が思い浮かんだらツイッター@sasakiararaまで、お教えください。