ただ「結婚しよう」とすぐいう男はバカ

ただ、もう1つ大事な問題があります。

「結婚しよう」とすぐ言い出す男は、大抵「バカ」です。

曲の歌詞とかならともかく、実際にすぐ「結婚しよう」というのは「あまり考えていない人間」か「結婚という言葉の力を使って女と寝ようとする」というふざけた野郎です。

「君のためなんだ」なんて言ってもそんなの嘘です。自分が彼女の期待にそえない男だったら彼女は不幸になるのです。
「そんな事は絶対にない」なんて言っていたら、そいつは「子供」か「傲慢なバカ」です。

人は「この人を失いたくない」と思うと、何かしらの約束(契約)をして安心したくなります。
それは、相手が自分から離れたくなっても「結婚という契約」の手錠で、相手を逃がさないようにしたい、と思っているのです。
そういう人には、自信の無さと、相手に対する不信感があるのではないかと思うのです。

人のつながりに「契約」は効果ありません。
人は変わるので、過去にした約束(契約)は不毛な束縛になることもあるわけです。

本当にこの人と一緒にいたいと「双方が」思えば、契約なんかなくても2人は一緒なのです。

まずは相手をよく知って、自分を受け入れてくれるか?自分は彼を受け入れられるか?
考えてから決断するべきでしょう。

では、「結婚しよう」と騒ぐ彼に何て言えばいいか?

適当にあしらっても、具体的に話を進めようとしてきたら、
「好きだけど、まだまだ私は貴方を知らない」とか「先は長いんだから、恋人時代をもっと楽しみたい」とか言っていればいいと思いますよ。

「そんな事言っていたら結婚なんかできないわよ!とりあえず1回結婚しなさい!」というであろう先輩姉さんの意見もアリだとは思いますけどね。

「結婚で失敗したからこそ深まる人生」ってのもあるんでね。

Text/山田玲司